中谷美紀が化粧品ブランド「TV&MOVIE」の新商品発表会に出席したのは去る4月25日のこと。中谷は一昨年、同ブランドのブランド・ミューズに就任。この日は自身がプロデュースしたファンデーションなどを紹介し、こう説明した。
「結婚も出産も経験していないので、赤ちゃんを育てる感覚で、大事にこのファンデーションを作らせてもらいました」
成分選びから取り掛かり、静岡にある工場の生産ラインを何度も訪問。納得いくまで試作を繰り返し、2年がかりで完成させた逸品だという。10回以上も足を運んだというから、プロ並みの厳しさだ。中谷には、厳しくせざるを得ない、「より完璧なものを求める理由」があった。
「高画質カメラが導入され、ハイビジョン、4K、8Kで撮られる時代に突入した。これまでと違って肉眼以上にリアルにすべてを映してしまう。それこそシミ、そばかす、ニキビ、毛穴までバッチリ。女優にとっては汚肌の持ち主とバレたら、死活問題。ましてや化粧品のCMに出演しているなら、なおさらです」(女性誌記者)
中谷は普段からこの化粧品を愛用しており、先日、ニューヨークの飲食店でワインを頼んだところ、身分証の提示を求められてびっくりしたという。アメリカでは21歳未満は飲酒不可のため、20歳以上も若く見られたとして、ご満悦だったらしい。確かに会見での中谷は42歳とは思えない瑞々しさ。ベリーショートのヘアスタイルが若々しさを演出、白い肌は抜けるように白く、スレンダーなボディーにはりついた黒のシックなワンピースが艶っぽさをアップさせていた。
「中谷は長年の渡部篤郎との腐れ縁を絶ち切り、3年前には事務所を辞めて独立。今は個人事務所で仕事を厳選、思い通りの女優人生を歩んでいる。同年代からはもちろん、若い女性からも奇跡のアラフォーとして、リスペクトされるように。料理はプロ級、美容、健康法には一家言持ち、英・仏語が堪能。日本の伝統芸能にも造詣が深く、文字通り光り輝いていますね」(芸能ライター)
20歳も若く見られたのなら、自画自賛したくなるわけだ。
(塩勢知央)