復活勝利を挙げた中日の松坂大輔が名古屋に大フィーバーを巻き起こしている。松坂が初勝利した試合は今季最多の観客動員をマーク。ナゴヤドームに閑古鳥を鳴かせる人気低迷チームの救世主となり、グッズ販売も好調で収入増加を果たせたからフロントサイドもホクホク顔である。
そんな好景気を追い風に、いささか気の早いプランが急浮上しているというのだ。
「来年、あるいは再来年に中日で引退を迎えてもらい、そのまま将来の指導者として球団に残ってもらおうという声がフロントから出ているんです」(球団関係者)
松坂には日米での素晴らしい実績があるだけでなく、ケガや挫折を味わって苦労を重ねた。カリスマ性に加えて指導者として必要な人間の幅を広げたことが評価を高めているという。
そして、「松坂監督プラン」をもっとも願っているのは森監督だという。自身の退任後は新GMとしてチームに残り、“院政”を敷くことを虎視眈々と狙っているというのだ。
一大プロジェクトの概要はアサヒ芸能5月24日号で詳報している。