スポーツ

松坂大輔「中日移籍工作」うぬぼれ大放言(3)全否定コメントをリークした

「各球団が松坂獲得に触手を伸ばさなかった背景には、右肩が壊れているんじゃないか、再生不能ではないか、という疑惑があるんです」

 こう話すのは、セ・リーグ球団のスコアラーだ。

「昨季はほとんど隠れるようにしてリハビリをしていたため、ごく限られた人間しか情報を持っていません。『肩が治っているならソフトバンクで投げているはず』との声もあります。どの球団の編成担当も『上半身だけで投げるあのフォームだと、投げ込むと肩を痛めるので1シーズンはもたない』という見方をしているのがほとんどですね」

 中日はそうしたマイナス要素に目をつぶってまで、獲得に舵を切った。ただし、
「白井文吾オーナー(89)への報告前に共同通信が報じたんです。慌てて各スポーツ紙が追いかけたものの、話を聞かされていなかった白井オーナーが『(松坂の)賞味期限は切れている』と発言して、あわや幻になりかけた」(中日球団関係者)

 森監督と球団フロントが白井オーナーを説得して事なきを得たが、中日にはそれほど背に腹は代えられない球団事情がある。元中日監督だった楽天・星野仙一球団副会長(70)が「昔は満員だった球場が、今はガラガラ。寂しいね」と嘆くほど、ナゴヤドームの観客動員問題が深刻化しているからだ。球団関係者が続ける。

「優勝争いをしてもお客さんが来ないと、森監督の立場も危なくなりますからね。松坂獲得は森監督の延命措置でもあるんですよ」

 すでに松坂のイメージアップ作戦にも着手。それがかえってイメージを悪化させることになるとは‥‥。

 松坂の去就を巡っては、「阪神に売り込み」との報道をはじめ、台湾紙も「台湾の複数球団に松坂サイドから接触」と伝えるなどしたが、松坂サイドはこれをことごとく否定。夕刊紙には「全てガセ」「売り込んだのではなく、阪神側から声をかけてきた」「台湾移籍話などない」「フェイクニュースだ」という、うぬぼれとも取れる大放言が載った。実はこれをリークしたのが、松坂の意をくんだ友利氏だったという。

「中日は松坂のプライドを傷つけないように気を遣って、なんとか復活美談で盛り上げたいのです。現場も『もし出てきてくれれば、ラッキー』くらいにしか思っていませんが‥‥」(前出・名古屋のスポーツマスコミ関係者)

 仮に肩の故障が完治していても全盛期のスピードは期待できず、ツーシームを軸にした、打たせて取る勝負に持ち込むしかない。

「それにしてはコントロールが悪すぎる。セではコントロールの悪い投手は通用しません」(野球評論家)

 上野動物園のシャンシャンが空前絶後の大人気だが、松坂も究極の人寄せパンダで終わるのか、それとも実力で復帰マウンドを勝ち取るのか。日米通算164勝を誇るレジェンド右腕が初めてセ・リーグで迎える19年目のシーズンに注目が集まる‥‥。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論