サッカーW杯ロシア大会の壮行試合となるガーナ戦でメンバー入りを果たした本田圭佑が5月14日、「プロフェッショナル 仕事の流儀 ラストミッション 本田圭佑のすべて」(NHK)に出演し、サッカーへのこだわりや持論などを展開した。
かつて中村俊輔から代表チームにおけるエースとしての立場を奪い、その輝かしき存在感を大舞台で放ってきた本田だが、昨年夏に名門ミランを退団するとその後はメキシコの地へ赴き、加齢に伴うコンディションのムラに苦しめられているのが現状だ。
番組内では、ロシアW杯本大会前の心境として様々な質問に回答。とりわけ「(解任されたヴァヒド・)ハリルホジッチのやるサッカーにすべてを服従して(代表メンバーに)選ばれていく、そのことの方がボクは恥ずかしい」「自分を貫いたという自分が誇りに思う」との発言には視聴者からも「やっぱりハリルと対立してたのはこの人だったのか」「じゃあもう代表から声がかかっても来ないでくださいね」「ホンダのことは好きだが、この発言は微妙だなぁ」といった反応が寄せられた。
しまいには、「ボクにとってのプロフェッショナル? ケイスケ・ホンダです。今後はもう(プロフェッショナルの意味を)ケイスケ・ホンダにしてしまえばいいんです。お前、『ケイスケ・ホンダやな』みたいな」などと語り、独特の感性を見せつけている。
「かねてより本田は他選手とは一線を画す存在としてみられていましたが、今回の番組放送により、一気にその雰囲気が過熱しました。ネット上では放送中から『本田の言ってることわからん。誰か日本語に訳して』『彼はやっぱり宇宙人』といったリアクションが飛び交い、英国紙Daily Mailまでもが今回の本田を取り上げています。Daily Mailは『本田が代表元指揮官ハリルホジッチのやり方を日本のテレビ番組で痛烈に非難。監督の戦術へのイラ立ちを惜しげもなく発散した』とつづり、今や彼の“迷言”は海を越えたワールドワイドなものになりました」(スポーツライター)
プレーだけでなく、その言動も“世界クラス”だったというわけだ。
(ジェイコヴ)