6月3日、東京ドームでラストツアー「namie amuro Final Tour2018~Finally~」の最終公演を迎えた安室奈美恵。国内ドームツアーでは、国内ソロ歌手で史上最多となる「1ツアーで約75万人(アジア公演を含めると約80万人)」の動員記録を樹立した。12年5月には小田和正が「74万人」を記録していたが、安室がその小田の記録を抜き、有終の美を飾ったことになる。
ライブではMCを入れないことで有名な安室だが、この日は「今日はコンサートに来てくださって、ありがとうございました」と深く頭を下げてから「昨年、発表させて頂きました、今年9月16日をもって引退させて頂きます」と改めて報告。「9月16日以降、私がこうしてステージに立つことはありません。この25年間が私の中でとても、とても大切な思い出になりました」と涙ながらに語ったことがファンの間で波紋を呼んでいる。
「“9月16日以降はステージに立つことがない”と安室が言ったことで“これから引退するまでの3カ月の間に、もしかしたら『引退ライブツアー』があるのではないか”と言われているんです。かねてより、大ラスのステージは沖縄でなければおかしい、東京ドームでは安室の25年間の幕が引けない、といった声も少ないですからね」(音楽誌ライター)
チケットが取れず、会場からの音漏れを聞きに来ていた人も5000~6000人ほどいたとされる安室のファイナルステージ。引退までの3カ月の間に新たなツアーがあるのだとすれば、ファンは涙を流して喜ぶに違いない。