ロシアW杯に出場するドタバタ侍ジャパンにはせめてフェアプレーを期待したい。だが、国内に目を移せば、アノ有名政治家のトンズラ言動に批判が集中していた。ヘタすりゃ一発退場、レッドカード級のメーワク行為とは!?
昨年7月、都議選での小池旋風で「都民ファーストの会」を都議会第1党に押し上げてからわずか1年足らず。小池百合子都知事(65)の地盤沈下が止まらない。社会部デスクが現状を説明する。
「すべては、“排除”発言で大敗した昨秋衆院選の影響が尾を引いてます。今年4月の練馬区議補選でも都民ファ候補は2人とも落選。小池知事のお膝元での敗戦だけに失速感が否めません。また、盛り土問題で大騒ぎした豊洲市場でも結局は安全宣言を出して移転を決めた。その一方で築地には食のテーマパークを作るなど玉虫色の併用案を打ち出したため、豊洲に建設予定の観光施設『千客万来』の運営事業を入札した万葉倶楽部の高橋弘会長は『話が違う』と激怒。最終的に小池都知事が直接謝罪するハメに追い込まれた」
まさに大山鳴動してネズミ一匹──。そんな中、小池氏みずからの肝煎りで開始した政治塾「希望の塾」もひそかに閉鎖していたのだ。
「一昨年秋に立ち上げ、昨年の3月までは予定通り開講された希望の塾は、昨年秋に第2期が募集された。ところが、秋の衆院選で国政に打って出た『希望の党』が大敗し、応募者が100人も集まらなかった。その後、春まで延期すると発表があったが、ホームページは閉鎖、実質上の開店休業で、再開のメドはたっていない状態です」(前出・デスク)
これまで2期にわたって4000人あまりの塾生から1億円以上の会費を徴収していた希望の塾。2期目に至っては、講義なども行なわれなかったことから「やるやる詐欺」と指摘する声も聞かれる。
逆風吹き荒れる小池氏は2年後の都知事選をどう戦うのか。6月12日発売の「週刊アサヒ芸能」はレッドカードを突きつけられた小池氏の逆転再生プランをスッパ抜いている。