6月2日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS放送)でのこと。番組パーソナリティーの明石家さんまは、ビートたけしがオフィス北野から独立して立ち上げた新事務所に「入れてよ」とお願いしたところ、「やなこった」と即答されてしまったことを明かした。
「この日の放送回で、さんまは、自分のこれまでの仕事は所属事務所がとってきたものはゼロで、すべて自分がテレビ局と直接交渉して獲得してきたということを打ち明けました。局と“直取引”した後、事務所に連絡して詳細が決まっていくというスタイルで、これはもう、超敏腕営業マンですよね。その腕を生かせば、独立したたけしの窮状を救えるに違いないと考え、新事務所加入を持ち掛けたら、あっさり拒絶。『お前の気持ちはありがたいけど、吉本さんとの兼ね合いもあるだろう』ぐらいの気を遣った言葉を予想していたところ、取りつく島のない返事が返ってきたため、ワケがわからず、本当にガックリしてました。たけしとは気が合うことから長年仲良くしてもらっており、番組で自分のことを褒めてくれたこともあり、好きでいてくれてるはずの間柄のはずなのに、なんて、不思議がっていましたね」(芸能ライター)
あるスポーツ紙記者は、
「たけしは、さんまとは、共演者として申し分なくても、同じ釜の飯を食う仲にはなりたくないのでは?」と推測する。ともあれ、さんまの新事務所入りは叶わなかったが、うまくすれば実現可能な2人のタッグがあるという。
「たけしが、かねてよりフジテレビの月9枠で、タケちゃんマンとブラックデビルのドラマをやりたがっているという話があるんです。昔のようなコントではなくドラマにしたいと。氷の中に閉じ込められたブラックデビルの細胞を再生させ、現代によみがえらせるというもので、映画『ジュラシック・パーク』そのまんまみたいな話ですが、たけしは大昔からやりたがっていたというんです。最近になって、その話を聞きつけたというさんまは、『できればおもしろい』と大いにその気になっていました。さんまがフジに話を持ちこめば、一発で決定するんじゃないですか」(前出・芸能ライター)
お笑いツートップがドラマで共演、視聴率瀕死のフジなら、本当に飛びつきそうだ。
(塩勢知央)