ロシアW杯本大会の開幕を控えるサッカー日本代表の長友佑都が突如、“金髪ヘアー”でトレーニング場へ登場したのは6月10日。「明るい話題が無いので、せめて髪色ぐらいは明るく」などと自虐気味にそのワケを説明している。
6月9日の国際親善試合スイス戦では0-2と惨敗し、“収穫ゼロ”とのブーイングも浴びせられた日本代表チームだが、ベテランの長友はこの嫌なムードを払拭したかったのか、髪色を突然金髪に大胆チェンジ。オーストリア、ゼーフェルトの練習場に駆けつけたファンと記者陣を驚かせている。
イメチェンの理由について、長友は「心機一転です。本当はスーパーサイヤ人になりたかったんですけど、単なるスーパーゴリラになった」と答え、続けて「なかなか(今の代表チームに)明るい話題がないのでせめて髪ぐらいは明るくしておこうかなぁと。それは冗談ですけど」などと語った。
「ヴァヒド・ハリルホジッチ前監督から現在の西野朗新監督に変更されて以降、この時点で、まだ1ゴールすらも奪っていない日本代表だけあり、ファンのピリピリムードは途絶えていませんでした。普段なら明るく受け入れられるようなトピックですが、ネット上では『そもそも全然似合ってないが』『似合う人と似合わない人でここまで差があるんだな』『マジで話題作りが惨めすぎる。中学生かよ』『寂しいなぁ…この現状』『そんなことしてないで必死にやってくれ』といった悲観的なものが多く、冷ややかな声が寄せられていた。また、長友がやや不自然な金髪姿を披露したことで、『本田(圭佑)って意外に金髪似合ってたことが分かる』『長友のおかげで判明した本田の金髪のレベルの高さ』との指摘まで出る始末に。やはり長友はそのままの黒色がベストだったのかもしれません」(スポーツライター)
もちろん長友自身も決して“オシャレ”のために髪色を変更したワケではなく、この時点でのネガティブな状況を打破すべく、ベテランとして何ができるかを日々模索したが故の振る舞いだろう。
これが奏功したのか、出場こそしなかったものの、6月12日の強化試合の対パラグアイ戦ではみごと快勝した日本代表。長友のまばゆいばかりの髪色が、試合に出ても出なくても、サムライブルーの吉報につながることを祈りたい。
(ジェイコヴ)