戦前から苦戦予想が続くサッカー「ロシアW杯」が、いよいよ開幕。じきに結果は出るとして、フィールド外でも話題は尽きない。初戦のコロンビア戦を間近に控える中、まずは日本代表のエース・本田の周囲では「W杯後の華麗なる去就」がしきりにささやかれているのである。
いざ開幕という時を迎えたというのに、本田圭佑(31)が今大会の“終戦”直後に引退を電撃発表するとの見方が強まっている。スポーツマネージメント会社関係者が明かす。
「今年に入って本田は『W杯メンバーから漏れた時点で引退しようと思う』と周囲にほのめかしていた。メンバーにこそ入りましたが、肉体的な衰えも自覚しているんです。イタリアの名門ACミランでベンチを温めていた一昨年頃からしきりに『疲れが取れない』『思ったように体が動かない』と漏らすようになった。現在の本田は体が限界手前というのが関係者の共通した見解なんです」
だからこそ、集大成の舞台を終えたあとのビジョンまですでに描いているというのだ。しかも、現役時代に増して野心にあふれたプランを用意しているという。
「『サッカー選手の次は“世界を変えるビジネス”に取りかかる』と豪語していますよ。その土台作りとして本田が最も関心を示しているのが『オンラインサロン』なんですよ」(本田に近いサッカー関係者)
オンラインサロンとは、ホリエモンや橋下徹氏、スポーツ選手でもダルビッシュ有が開設しているネット上の“有料ファンクラブ”。月々数千円から数万円の会費を払った参加者が、サロン開設者のビジネスに率先して協力する傾向があり、起業家らから“人材集めの新たな手法”としても注目を集めているシステムだ。
先のサッカー関係者が本田の思惑を解説する。
「ネームバリューのある本田が『ワールドクラスの人材の募集』を打ち出してオンラインサロンを立ち上げる。結果、各界で活躍する有能なビジネスパーソンを入会させて、自分を頂点とする“疑似企業”を作るのが狙いです。本田が興味を持ち始めたのは春先で、突如でしたが、すでに8月のオープンに向けて側近スタッフにシステム構築を急がせています」