ロシアW杯本大会に参戦中の西野朗率いるサッカー日本代表チームを、ナゾのモーニングコールが襲った。
ロシア、サランスク市内のホテルに宿泊していたサムライブルーの選手団は6月18日の早朝5時、突如としてホテル中に鳴り響いた警報ベルによって15分間に及ぶノイズの攻撃に遭遇。“誤作動によるもの”という発表だが、決戦に挑まなくてはならない代表選手が寝不足という事態に陥り、快適な睡眠時間を奪われてしまったことは事実だろう。
「サッカー界において、試合前に宿泊した遠征先のホテルで“ナゾの現象”や“嫌がらせ”を受けることはもはや周知の事実ともいえるものです。その最も典型的なケースは夜中の睡眠中における大音量の警報ベル発令であり、ゆっくりと身体を休めたいアスリートのリズムは言うまでもなくあっさりと破壊されてしまいます。今回のサランスク市内のホテルでのケースがそれに該当するかは定かでないものの、ネット上でも『相手チームが仕込んだんじゃね? 寝不足にするために』『誰かの策略、嫌がらせだったりして』『本当に誤作動かね?』『コロンビアの陰謀?』との疑念が発生しており、W杯という大舞台で乗り越えるべき試練とも言えるかもしれません」(スポーツライター)
過去には元日本代表選手もテレビで「現地の練習場ではまずピッチに散りばめられたクギや鋭利なクズを拾う作業から入る」と明かすなど、アウェイで戦うことの厳しさはピッチの内外を問わないようだ。
なお、西野監督は今回の“早朝ベル騒動”について、「ホテルによるモーニングコールかと思った」と述べており、それほど大事とは捉えていない様子。大会前にはネガティブな報道も多かった現在の日本代表だが、ブーイングや野次、そして“ナゾのモーニングコール”をも跳ね除ける奮闘を期待したい。
(ジェイコヴ)