NGT48の人気メンバーで、6月16日に行われた「第10回AKB48世界選抜総選挙」にて自己最高の4位に輝いた荻野由佳が、移動に関する不満を露わにした。7月19日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演した荻野は、普段の移動では新幹線の指定席に乗っていると説明。それが指原莉乃や柏木由紀といった古参メンバーと一緒の移動だとグリーン車になると明かした。
さらに荻野は、総選挙で32位だった峯岸みなみも移動ではグリーン車に乗っているとクレーム。その峯岸は2005年デビューの1期生で唯一の現役メンバーであり、荻野も「先輩ではあるんですけど」と前置きしつつも、総選挙4位のプライドなのか不満を隠しきれなかったようだ。そんな荻野の発言に対し、アイドル誌のライターが指摘する。
「荻野の気持ちもわからないではないですが、長距離移動の際に『新幹線は当たり前』と思っている時点で、彼女は大いに恵まれています。NGT48と同じく新潟を地盤とするローカルアイドルの『Negicco』は、高野寛やレキシ池田貴史といったそうそうたるアーティストから楽曲を提供されている人気者ですが、新潟と東京との移動は事務所のクルマが基本。ほとんどのアイドルは移動に新幹線を利用するようなぜいたくとは無縁で、1台のワゴン車にメンバーと運営スタッフの全員がすし詰めになっての移動が当たり前ですね」
ローカルアイドルではファンの数が段違いに多い東京(首都圏)への遠征が多く、車での移動は日常的な光景。それゆえ渋滞や事故に巻き込まれることもあり、15年12月には3人組の「あゆみくりかまき」が後輪のパンクによる横転事故に見舞われ、頚椎捻挫や打撲により「COUNTDOWN JAPAN 15/16」などのライブ出演を断念したこともある(現在は完治済み)。
「首都圏で活動するアイドルも、移動の基本は電車です。それこそエイベックスのような大手に所属するグループでも山手線で移動していたりします。ライブ後にはファンとの接触を避けるためにタクシーに乗せることもありますが、そんな時も少し離れた駅まで移動して、あとは電車というケースがほとんど。東京のアイドルでは事務所に車がないことも多く、駅から徒歩でライブ会場まで向かうのはごく普通の光景です」(前出・アイドル誌ライター)
ライブ会場の周辺をアイドルが普通に歩いている光景はおなじみだが、この猛暑ではその移動だけでも相当な消耗になりそうだ。
(金田麻有)