危険な思いをするのは今回が初めてではなかっただけにファンも気が気ではない?
NGT48の荻野由佳を「殺す」と書いた紙をファクスで送信し脅したとして、脅迫の疑いで京都府の無職・堂本一輝容疑者が新潟県警に逮捕されたのは5月20日。堂本容疑者はA4用紙1枚を報道機関にファクスで送信した疑いで「送ったのは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述している。
容疑者は本気で殺すつもりはなかったとしているが、荻野の所属事務所は「荻野も恐怖を感じておりましたが、ここまでぎりぎりの精神でずっと耐え忍んでいた次第です」とコメントしており、脅迫を受けた荻野がメンタル的にいかに追い込まれていたかがわかる。
「5月8日に卒業公演に臨んだNGTメンバー山口真帆が昨年12月に暴行被害を受けた騒動で、運営側の対応を巡り批判が集まったりと混乱が続いていた。また、ファンとの私的交流があったメンバーもいることが明らかとなっていますし、メンバーたちもいつファンから牙を向けられるかわかりませんから、ほとんどのメンバーが危機感を持っているはず」(アイドル誌ライター)
また、荻野の場合は過去にはある物騒な事件に巻き込まれている。
「荻野は昨年8月に放送されたバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で、命の危険を感じたエピソードについて告白。その内容はある日のレッスン終わり、メンバーと2人で夜道を歩いていたところ、突然、窓をカーテンで閉めた謎の車がドアを開けながら接近してきたのだとか。すると、黒の帽子とマスクを身につけた男が車から現れ、そのまま連れ去られそうになったという正真正銘の誘拐未遂でした。しかも、その3日後にもふたたびその車と遭遇しており、荻野は『その時はもう本当に、あ、わたし終わる。と、思いました…』と当時の心境を明かしています。脅しだけでなく、実際にアクションを起こしてくる輩もいることを思い知らされている荻野ですから、今回の脅迫が精神的にこたえるのも無理はないでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
昨年5月には乃木坂46の白石麻衣を〈捕まえて絞める〉などとツイッターに書き込んだとして、脅迫容疑などで職業不詳の20代男性が逮捕されている。
今回のように報道機関に殺害予告を出さなくても、SNSでの発言が逮捕につながってしまうケースもあるだけに、どういった理由があろうと、ファンも軽はずみな気持ちでメンバーに物騒な言葉をぶつけるようなことは控えるべきだろう。
(権田力也)