6月17日に開票イベントが行われる「第9回AKB48選抜総選挙」の投票速報が先月31日に発表されているが、ファンもメンバーも驚きのまさか、まさかの結果となった。
4位に昨年の速報で1位をとっているAKB48の渡辺麻友、3位に総選挙2連覇中のHKT48/STU48の指原莉乃、2位にSKE48の松井珠理奈と本命たちが次々と呼ばれていく中、1位にはNGT48の荻野由佳がコールされ、衝撃を与えている。
昨年の総選挙で95位だった荻野だが、過去の速報得票数としても最多となる5万5061票を獲得しての大飛躍には荻野本人も「今は全く何が起こったか理解できていません。本当によくわからない気持ちです」と、困惑気味だった。
「過去にも今回の荻野のように予想外なメンバーが、速報の上位にランクインすることもありましたが、ダークホースが暫定1位をとるのは初めてですから、過去最高に荒れた速報結果だと思います。もちろん1位を死守することはなかなか困難なことでしょうが、最終順位で失速したとしても、一時でも指原や渡辺を抑えて1位を獲ったということのインパクトは大きい。現にヤフーのトップニュースにも取り上げらてもいますし、あまりAKBグループに詳しくない層にも名前を知ってもらえるチャンスにもなるわけですからね」(アイドル誌ライター)
やはり気になるのがこの荻野がどういったメンバーなのかということだろう。
「バイトAKBからAKB48グループドラフト会議を経て、15年にNGTに加入した荻野。正直、AKBグループのファンでもライトなファンであれば荻野の存在を知らない人も多いです。そんな荻野ですが、インターネットの動画配信サービス『SHOWROOM』で、動画配信を地道にコツコツと頑張ってファンを増やしていった。その努力が花開いたようにも思えます」(前出・アイドル誌ライター)
すでに選抜入りは濃厚と言える票数を獲得している荻野だが、人気メンバーの猛追を凌ぎ、どれだけいい順位で呼ばれることができるのか注目だ。
(石田安竹)