助成金の不正流用に加え、暴力団元組長との交際が発覚し、連日、ワイドショーで動向が取り上げられている日本ボクシング連盟の山根明会長。たびたびカメラの前で雄弁に反論していた山根会長だが、8月8日に会見を開き会長職を辞任することを表明した。
5日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」でMCの爆笑問題・太田光に「サンジャポのレギュラーになるしかない男」と評されるなど、強烈なキャラが注目を集めている山根会長。辞任会見を機にメディア出演が減るかと思いきや、状況は単純ではないようだ。
「民放各局のすべてのワイドショーとニュース番組が山根会長に出演オファーを出しているんですよ」と明かすのはテレビ関係者。
「今、彼は間違いなく“最も数字を持っている男”。テレビ側のニーズで“山根フィーバー”はまだまだ続くでしょう」
引っ張りだこの山根会長だが太田も太鼓判を押す「サンジャポのレギュラー」は難しいようだ。
「いくら強烈なキャラで面白いといっても反社会的勢力との交際を認めている人物がテレビ番組にレギュラー出演するのはスポンサー的にも無理でしょう。ただ会長本人もものすごく“出たがり”ということで、あるテレビ局の人間がいま『奥の手』を用意しているんですよ」(前出・テレビ関係者)
山根会長のテレビ出演を実現する「奥の手」とは。
「山根会長に“ユーチューバー”としてYouTubeデビューしてもらい、企画をサポートする構成作家をつけて、その動画を番組で紹介するんです。ネットでワンクッション置くことによってテレビが責任逃れする仕組みですね」(前出・テレビ関係者)
“ユーチューバー・カリスマ山根”の誕生なるか。
(白川健一)