歌舞伎役者の香川照之が8月9日、自身のツイッターアカウントを開設し、わずか数日間で30万人を超えるフォロワーを獲得。早くも大きな影響力を持つインフルエンサーとして君臨している。
「八月納涼歌舞伎初日です。香川照之、Twitter始めました!」と切り出し、記念すべき初投稿を済ませていた香川は、その後も写真付きでのツイートなどでファンを盛り上げ、開始からすさまじい数のリツイートやイイねを頂戴するなど、改めてその人気の高さを知らしめた。トップページのアイコンには「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)でお馴染みのカマキリ先生の画像を据え、ツイート内でも、「次、何の虫の授業をしてもらいたいですか!? 皆様のリクエスト、お待ちしています!」と巧みにレギュラー番組のプロモーションツールとして稼働させている香川だが、こうしたSNSデビューには軽視できない懸念も渦巻いているのかもしれない。
「歌舞伎界でのSNSヘビーユーザーといえば、やはり市川海老蔵が思い浮かびますが、彼はソーシャルネットワークというものと上手く付き合い、そのメリットとデメリットをキチンと理解しながら運営しているように思えます。今後の歌舞伎界の出世頭となる勸玄くんの顔出しはしても、一般人として育てる娘の麗禾さんの顔にはモザイクを施し、通りすがりの一般人などを掲載する際も必ず許可を得ているとも明かしています。多大な影響力を持つSNSユーザーにはこうした周囲への配慮が求められますが、香川もそのようなSNSにおける注意点や御法度行為などをしっかりと学ばないと炎上してしまわないとも限りません」(テレビ誌ライター)
現時点では香川のアカウント開設を喜ぶファンなどであふれかえり、和やかな空気感をキープしているリプライ欄だが、これだけフォロワー数が多ければ、いつ気まぐれなネットユーザーのエジキとなってもおかしくはない。慎重な投稿と運営を心がけ、これまでの人気とイメージに傷がつかないよう祈りたいところだ。
(木村慎吾)