好感度芸人の名をほしいままにしているサンドウィッチマン。「M-1グランプリ2007」の優勝で運命を変えてからはや11年。所属していたフラットファイヴから独立して、現在の事務所・グレープカンパニーを設立しておよそ8年が経つ。この間、永野、カミナリといった人気芸人を輩出。今は、東京ホテイソンを売りだし中だ。そんな中、芸人収入はゼロに等しいが、超大金持ちがいる。男性2人組「あがすけ」の吉村和彬だ。
「お父さんの和文さんは、地元・山形県では知らない者がいないほど有名な実業家です。10を超える会社で代表取締役・会長・社長、運営委員長、理事長、専務ほか、多くの肩書きを持っています。東北からエンタメを発信・浸透させるためにケーブルテレビ、イベント、シネコン、全日本プロレス、プロバスケットボールチームほか多くの事業に関わっており、自身のテレビ出演も多い。あのホリエモンこと堀江貴文さんも信頼している経営者です」(エンタメ誌ライター)
“山形のドン”和文さんは、華麗な一族だ。父は元市長、弟は県会議員、従姉妹は県知事。その中核が和文さんというわけだ。
「親の七光りじゃありませんが、息子の『あがすけ』和彬もシネコン、東北ケーブルテレビ、バスケチームのパスラボ山形ワイヴァンズの会社経営に携わっていて、取締役です。芸人としてはまったく食えていませんが、会社代表という巨大な保険があるので、将来は安泰でしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
ちなみに、同郷で学生時代からの友だちである相方のタツキ・マイアミは、無名芸人のお約束どおり超貧乏。2人のあいだには、すさまじきコンビ格差がある。恐るべき、吉村財閥。もしかして、吉村の年収はサンドウィッチマンの2人よりも上だったりして。
(北村ともこ)