タレントのウエンツ瑛士が10月からイギリスに留学すると、8月28日放送の「火曜サプライズ」(日本テレビ系)で明かした。イギリスを選んだ理由は、米ニューヨークのブロードウェイと並んでミュージカルの聖地とされるロンドン・ウエストエンドの舞台に立ちたいため。そのウエンツは14年からミュージカルに打ち込んでおり、この4~5月に上演された「リトル・ナイト・ミュージック」では主演の風間杜夫や大竹しのぶらと一緒に会見にも出席するなど、主要キャストとして活躍していた。
そんなウエンツの「ミュージカル留学」について、イギリスの事情に詳しいライターが指摘する。
「イギリスにはミュージカルを学べる大学が多く、1年程度の短期留学も受け入れています。ただ、世界中から志望者が集まってくることから、多くの大学では入学試験でオーディションを実施しており、ズブの素人では合格はおぼつきません。その点、すでに5年のミュージカル経験を持ち、小池徹平との音楽デュオ『WaT』でも活躍したウエンツなら、歌やダンスの試験もクリアできることでしょう」
ウエンツは10月に新年度が始まるイギリスで、すぐにミュージカルを学ぶことになるのだろうか。それにしては留学期間が1年半というのは、何とも中途半端にも思えるのだが…。
「イギリスの大学は二学期制となっており、1年分の単位を取得する際には第二ターム(学期)から始めることもできます。ウエンツはおそらく最初の半年を英語学習に費やし、ミュージカルコースは第二タームから取るのではないでしょうか。というのもウエンツは、ハーフの中でもより白人らしい外見にも関わらず、英語がまったくしゃべれないのだとか。日本で暮らすには日本語を完璧にするという両親の教育方針により、ドイツ系アメリカ人の父親から英語を学ぶことはなかったというのです」(前出・イギリス事情に詳しいライター)
どうやら語学留学が半年、ミュージカル留学が1年で、合計1年半という計算のようだ。そんなウエンツがイギリス留学当初には、周りと揉めてしまう恐れを秘めているというのである。前出のライターが続ける。
「あのルックスで英語が話せないのは大きなデメリット。周りはウエンツが日本人だとは思わず、普通に話しかけることでしょう。そんな時に話が理解できなかったり、適当な返事で済ましたりすると、相手は『お前、なにワケのわからないこと言ってるんだ!?』『ふざけんな!』とケンカを売られるかもしれません。それゆえウエンツは何よりもまず、英語力を磨く必要があるでしょう」
そのうち英語でばりばりケンカができるほどに上達することを望みたい。
(金田麻有)