スポーツ

藤田菜七子「GI獲り」のキーマンが独占証言!(1)女性騎手という枠を超えた!

 競馬界のアイドル・藤田菜七子騎手が、デビューから2年半で通算35勝目をあげ、「JRA女性騎手最多勝利記録」を更新した。ファンが次に楽しみにしているのは、GIでの活躍だろう。そこで、大馬主・小林祥晃氏を直撃すると、「チャンスがあれば乗せたい」と、コパノキッキングでのGI初騎乗プランが飛び出した!

 8月25日、新潟第12R(芝1200メートル)終了後のウイナーズサークルは、藤田菜七子騎手(21)の新記録達成を祝うファンで埋まった。

 セイウンリリシイとのコンビでロケットスタートを決めると、後続を寄せつけず、4馬身差の逃走劇。この勝利で、JRA所属女性騎手の単独最多勝利数35勝を記録、また自身が持つ女性騎手年間最多勝利記録の15勝目となり、ダブルメモリアルの勝利を飾った。

「コパノ」の冠名で数多くのGIを制しているDr.コパこと小林祥晃オーナー(71)も、この偉業達成に目を細める。

「うまくなったなぁと思うレースが増えてきたね。競馬のことですから、全てがうまくいくことはそうそうない。1レースで勝てるのは、1頭だけだから。その中で勝利を積み上げ、注目度を増し、勝った時の歓声は重賞並み。普通ではないですよね。もう女性騎手という枠を超えている。それが菜七子の持っている魅力なんだなって、いつも思っています」

 小林オーナーの所有馬といえば、GI11勝の日本記録を持つコパノリッキーをはじめ、14年の高松宮記念馬コパノリチャードやGI全日本2歳優駿を制したラブミーチャンが有名だ。

 菜七子騎手は翌26日にも1勝をあげ、通算記録を36勝に伸ばしているが、そのうちの5勝が「コパノ」の冠名の馬でのもの。

「菜七子がデビューした年は乗ってもらう機会がなかったけど、昨年3月、栗東の田所調教師から『コパノアラジンに乗せたい』と連絡があって、『いいよ』と。そのレースで向こう正面からまくって2着に持ってきてくれた。『手が合うな』と思ったので、その後は彼女が乗れるように、関東へ遠征させました」

 そして迎えた17年5月6日の新潟第8R(ダ1800メートル)、5番人気で1着すると、続く5月27日の東京第12R(ダ1600メートル)も4番人気で逃げ切りを決め、500万下、1000万下と連勝を飾った。

「よく覚えているよ。新潟での勝利は僕の誕生日の翌日だったからね。5月5日に交流GIのかしわ記念をコパノリッキーが勝ったので、縁起を担いで、その日は同じ服で行ったの。やっぱり菜七子はうちの馬と相性がいいんだなと思い、それからいろんな馬に乗ってもらうようになった」

 ファンの間で噂になっている菜七子騎手のGI初騎乗のバックアップについても、次のように話す。

「早く誰かが乗せてあげられたらいいんだろうけど、なかなかGIレースとなると、コンビを組む騎手もいるから難しいよね。うちには今、準オープン馬のコパノキッキング(3歳せん馬)という馬がいる。今年中にはオープンに上がってくれるだろうから、GIに出られるチャンスが回ってきた時には、菜七子を乗せて『目をつぶって行きなさい!』って言うつもりでいるんだけどね(笑)」

 小林オーナーが明かしてくれた菜七子騎手の「GI初騎乗プラン」。ファンには待ち遠しいばかりだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」