プロとしての意地が垣間見え、ファンも評価を改めたようだ。
欅坂46の平手友梨奈が9月5日に幕張メッセで行われた「夏の全国アリーナツアー2018」の最終公演中に、ステージから落下するアクシデントが起こり、ファンを心配させた。平手は同公演の序盤のパフォーマンスで高さ約2メートルの花道から落下。平手本人は「コンサートを続けたい」と話したようだが、大事を取って病院に搬送され、後に公式ホームページで軽い打撲という診断結果だったことが明かされている。
そんな平手だが、診断結果が軽傷だったことがわかると、同公演のWアンコールでは右ヒジあたりにテーピングを巻き、ステージに戻り、ファンに元気な姿を見せている。軽い打撲とはいえど、大事をとって休ませても良かったとも思えるが、平手本人の「コンサートを続けたい」という意思を尊重してのWアンコールからの復帰となったようだ。
平手のコンサートに対する熱い思いを知ったファンからは「やっぱり、てちはプロ意識高いな」「最近様子がおかしかったから心配してたけど、見直した」「やっぱり紛れもなく欅坂のセンターだよ」など、平手のプロ意識を絶賛する声が上がっている。
「平手は昨年末の『NHK紅白歌合戦』で、右腕の上腕三頭筋損傷で全治1カ月のケガを負い、1月31日と2月1日に予定されていた欅坂のコンサートがアンダーグループ『けやき坂46』の公演に振り替えられたこともありました。メンバー1人のケガで、まさか公演がまるまるなくなってしまうということにはファンも大いに驚きましたが、平手自身も自分がグループに与える影響力を痛感したことでしょう。今回の公演はツアーのファイナル公演ということもあって、何とかライブを成功させたいという思いが強かったのでしょう。それでも今回のツアー中の地方公演では笑顔を見せることも少なかったこともあり、そのパフォーマンスに満足していないファンも多かったのは事実。しかし、今回のアクシデントからの復帰劇で平手のライブにかける想いがこれほどまでに熱いことがわかり、ファンの見方もまた変わったようですね」(エンタメ誌ライター)
クールなキャラで、番組でのトークが苦手だったりと勘違いされやすいところもある平手だが、欅坂の絶対的エースであることは間違いないだろう。
(石田安竹)