平然と待たせた石川が悪いのか、それとも待たされたと憤慨し、本番まで引きずって話もしない石橋が大人気ないのか。前出・放送担当記者は、
「石橋も本番で『いやぁ、遼クンに3時間も待たされたよ!』とイジッてネタにすればよかったのに。で、石川も『すみません』とバカ正直に答える。そういう画にして、バチバチの演出でいけば、笑いを取ることはできるんですけどね。これがひな檀芸人クラスだったら、何時間待たされても『遼クン、よく来てくれました』となるのですが‥‥」
とはいえ、制作サイドの「上下関係設定」を感知しない石橋の激ギレで、一触即発のロケとなった正月特番。こうした一件が、とんねるずの今後に影響を及ぼす可能性は十分あるという。広告代理店スタッフが言う。
「今回は特番だから数字が取れますが、人気凋落ぶりはかなり深刻化しています。最近では、バラエティ番組にゲスト出演もするようになったし、ビートたけしと共演する『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』(TBS系)は、2時間スペシャルで4・5%という惨状。フジテレビでは、高額な制作費が問題視されたダウンタウンの『HEY!HEY!HEY!』が今秋、放送終了した。次のターゲットは、とんねるずの数少ないレギュラー番組である『とんねるずのみなさんのおかげでした』に移っている。石橋と木梨にそれぞれ1億円ずつギャラが支払われているそうで、局内でも高いと問題になっていますから」
しかもバラエティ番組の若手スタッフは、とんねるずのような扱いにくい大御所タレントは使いたがらない傾向にあるという。「ロケをしない」「一回当たりの拘束時間が限られている」ため、リストラ候補にあがっているのである。
そうした中、唯一の高視聴率番組が今回の「スポーツ王」。とんねるずとしても、テレ朝はそれまであまり出演機会のなかった局だけに、「その後の展開」にかなり期待を抱いていたという。ところがタレントパワーが落ちてきている近年の現状では、新たなレギュラー番組獲得につながることもなく、意気消沈していた、とも。
一方の石川にしても、大スポンサーのパナソニックが「撤退」を決めるなど、神通力は弱まっている。
「手を引いたのは、費用対効果がよくないから。悪評もよく聞かれるし、石川の価値は確実に低下している。そのことに、本人もチーム遼も気づいていません」(前出・ゴルフ協会関係者)
石橋も石川も、ケンカより自身が置かれた立場に気を配るべきなのだが‥‥。