元プロ野球選手の新庄剛志が9月17日配信の「FLASH」電子版で独占インタビューに応じ、現役時代の優雅な“カネ事情”を赤裸々に語っている。
新庄といえば、阪神タイガースで人気、実力ともにトップクラスの選手になり、2000年に“5年契約総額12億円”の提示を蹴って、年俸約2000万円でメジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍、帰国後には「これからは、セでもメジャーでもなく、パ・リーグです」という名言を放ち、北海道日本ハムファイターズに44年ぶりとなる優勝をもたらすなど、“記録よりも記憶に残る選手”として知られる。
現在はインドネシア・バリに在住し、趣味でもあるモトクロスバイクなどを満喫する日々だという新庄は、これまでのキャリアにおける最高月収がいくらかを問われると、「13億円」と即答し、「だってオレがメイクしてたらマネージャーが来て、“こっち向いて”って。向いたら、マネージャーがデジカメで写真を1枚撮ったのよ。それで後になって“さっきの写真は何なの?”って聞いたら、“あれは広告に使う写真です。今ので8000万円入ってきます”って言われて」などと人気絶頂期の豪勢な日々を振り返った。
また、当時は1週間に3本のCM撮影とテレビ収録に臨み、そのギャラだけでも5~6億円を稼いでいたことも告白。野球選手としての年俸が最高で3億円だったことを踏まえ、「収入だけでいったら野球がバイトみたいな感覚になるのよ」とコメントしている。
「かつて新庄はテレビ番組に出演した際に現役時代を振り返り、『野球なんてマジでバイト』などと発言したことで大きな物議を醸しましたが、野球以外でのスポンサー収入などを考慮すれば、その発言もあながち的外れではなかったということでしょう。ただ、一方で、彼の確かな実力と“劇場型”とも表現された観衆を楽しませようとする姿勢はしっかりと評価されている新庄ですから、ネット上でも今回のインタビュー記事に対して、『色々言う人もいるけど、この人は確かに相当の実力あったし、バイトでメジャーいけるんだから凄すぎ』『新庄は楽しんで野球をやってたように見えたし、華がある選手だった』という好意的な声が並んでいます。中には『アスリートではなく、プロの一軍で野球をやれる実力を持つタレントだったと思えば納得』との反応もあります」(テレビ誌ライター)
球界を活性化させ、視線を一手に独占してきた新庄。メイク中に振り向いただけで8000万円の広告収入を確保できたというのは、彼の突出した人気ぶりが窺えるエピソードといえるだろう。
(木村慎吾)