気の毒だが、致し方ないことだろう。
元プロ野球選手の清原和博氏が警察官から職務質問を受け、最終的にパトカーで警察所まで連行され、取り調べを受けていたことを9月21日発売の「週刊ポスト」が報じている。2016年2月に法律違反の薬物の使用容疑で逮捕。懲役2年6カ月執行猶予4年の有罪判決を受け、現在も薬物依存症の治療に取り組んでいる清原氏だが、さる9月11日に新宿歌舞伎町の馴染みの飲食店を訪れ、食事を終えて店の外に出たタイミングで警察官に声をかけられたとのことだ。
というのも、清原氏の腕には複数の青黒い注射痕が見えたこともあり、職務質問を受ける流れになったようで、清原氏は必死に「使っていない」とまくし立てていたという目撃談を紹介。結局、釈明むなしく清原氏はパトカーに乗せられ、新宿署で取り調べに加え、尿検査まで行われたという。しかし、疑惑の注射痕は糖尿病治療でうったインシュリン注射であったため、清原氏から薬物反応は検出されなかった。
結果的に清原氏は濡れ衣を着せられた形で、気の毒ではあるが、ネット上では、「疑いをかけられちゃうのは仕方ないよね」「警察は妥当な判断をしただろ」「ムキになるから疑われたんだろうな」「これからも一生疑われるんだろうな」など、清原氏が警察に疑われてしまったのは仕方がないことと判断する声が多い。
「清原氏は今回の出来事で『必死に更生しようとしても信じてもらえない』と落ち込んでいた様子を見せていたといいますが、薬物の再犯率の高さを考えれば警戒されてしまうのも仕方ないところでしょう。現に、2度薬物所持で逮捕されていた田代まさしもトークライブ等で『薬物に手を出す気持ちはまったくありません』と話していたものの、握手会イベントで男から握手の際に法律違反の薬物を手渡しされたことでふたたび薬物に手を出し、その後も逮捕されて計4回も薬物所持で逮捕されていますからね」(エンタメ誌ライター)
失われてしまった信用を完全に取り戻すことは難しいだろうが、応援してくれている人がいるのも事実。腐らずに薬物依存症の治療に取り組んでほしいところだ。
(田中康)