報道番組「news zero」(日本テレビ系)メインキャスターを務める有働由美子アナが、ゲスト出演した音楽プロデューサーのヒャダインに対して失礼なあしらいぶりを見せたとして、一部の視聴者が不快感を訴えているという。10月18日の放送では本編終了後にネット配信される「ウドウ反省会」にヒャダインが出演し、その日に取り上げたニュースについての意見を交わした。
ここでヒャダインは、大手住宅メーカーが約55億円をだまし取られた事件を取り上げ、犯行グループの「地面師」というキーワードに反応。テレビゲームを例に出し、「《地面師》というと、たとえば『ファイナルファンタジー』に出てくる《風水師》だったりとか、ジョブチェンジする時に出すワードみたいなんですよね」と、熱をこめて語っていた。
すると有働は、「もう一回言ってください。(私は)ゲーム全然やらないんですよ」と、ヒャダインに対して追加の説明を要求。
これに対してヒャダインは「《赤魔導士》だったり《黒魔導士》だったり、いろいろ職業があるんですよ。それと同じ並びで《地面師》っていうのがいそうで」と語ったうえで、「ファンタジー心をくすぐるんですよ」と強調した。
しかし有働には話がまったく理解できないようで、口をキッと結んで「んあー、うーん」と言葉にならない反応だ。そして一息置いてから「これまあ、でもね、事件…」と言葉を絞り出すと、有働の意図を察したヒャダインは「あまり茶化してもいけないという気持ちもわかるんですけど」と言い訳しつつ、「自分の中に抑えられない“厨二病心”がウズウズしちゃう。それが《地面師》」とみずからの気持ちを吐露。これに対して有働は「ウズウズしちゃう?」と苦笑交じりでオウム返しするにとどまり、次の話題に移ったのである。
この一連のやり取りについて芸能記者が首を振りつつ語る。
「この会話には有働が抱えるキャスターとしての弱点がさらけ出されていました。まず、ゲームなど自分が興味を持たない話題になるとうまく対応できず、オロオロしてしまう点。しかも相手の話を理解しようとする態度すら見せず、適当に受け流して次の話題に行く姿は、何のための《反省会》なのか疑問ですね。そもそも『news zero』は有働と同世代のサラリーマンが主な視聴者層の一つなのに、その年代にとっては社会常識ですらあるテレビゲームについて無知だというアンテナ感度の悪さも大きな問題。本人は『ゲーム全然やらない』と開き直っていましたが、報道番組という観点で見てもテレビゲームはクールジャパンを体現するジャンルであり、任天堂やソニー、スクウェア・エニックスといった世界的企業を擁する分野です。それを自分の嗜好だけで切り捨ててしまっては、23時台の報道番組は成り立たないですよ」
そして芸能記者の有働批判は、その人間性にまで及ぶ。
「本編でも散見されましたが、ヒャダインを適当にイジってはあしらう“上から目線”ぶりは相変わらずですね。アイドル楽曲をメインに手掛ける彼を下に見ているのではと実に不快でした。しかしヒャダインは決して自分からは言いだしませんが、現役で京都大学に合格し、人間関係論を専攻していたインテリ。大阪大学に落ちて女子大に進学した有働なら、むしろヒャダインに敬意を払うべきでしょう。しかし元NHKという来歴に安住しているのか、有働には他人に敬意を払う習慣がないのではと不安になりました」
今回のヒャダインに限らず、「news zero」に登場するゲストに対してことごとく“上から目線”を発揮すると言われている有働。この調子では、そのうち、ゲスト出演してくれる人がいなくなってしまうのでは?と心配になる視聴者も少なくないことだろう。
(金田麻有)