元モーニング娘。の後藤真希が10月19日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)にゲスト出演し、グループ内で人気を二分していた先輩の安倍なつみとの関係性について言及している。
安倍は1997年のグループ発足時の初期メンバーとしてモーニング娘。の一員となり、不動のセンターとして君臨するも、99年のゴマキの加入で状況は一変。見届け人として同番組に共演し、モー娘。のファンだったというタレントの菊地亜美も「なっちとゴマキっていう二大巨頭で、後藤さんが途中から入ってきてセンターになった。その前はずっと安倍さんがセンター。でも、ごめんなさいみたいな感じではなく、堂々とセンターを務めていた」と当時を回想している。
2人の間に“ただならぬ火花”が飛び交っていたことはファンの中でも話題となっていたが、モー娘。の振り付けを担当していた講師も手を焼いていたようだ。
「モー娘。誕生10年記念隊っていうユニットでツアーを回った時、後藤と安倍の2人のナンバーがあったが、2人がまったく息も合わずおたがいの目さえ見れていなかった。2人を別々に呼び出して、仲直りさせた。あの時が一番大変だった」との証言が紹介されると、後藤も「私もあの時は一番苦しかったかもしれない」と付け加えている。
同ツアーは当初、安倍と後藤、新垣理沙、久住小春、飯田圭織の5名で回る予定だったが、急きょ後藤が体調不良で不参加となり、残りの4人は1人欠いたバージョンのダンスフォーメーションを稽古し直すことに。後藤は何とかツアー最終日に復活して帯同したものの、他の4人はまたしても5人でのフォーメーションを覚え直すこととなり、センターを務める回数の多かった安倍への負担が急増。しまいには机を叩きながら楽屋から去ることもあったというが、後藤にとっては“なぜ安倍が怒っているのかわからなかった”ようだ。
「後藤は以前もテレビ番組で松浦亜弥との不仲エピソードを暴露し、最終的には仲直りしたとのオチで締めていましたが、今回の安倍の件に関しては未だに決着が付いていないような雰囲気すら感じさせました。日頃から体調管理をしっかり施すというのもプロの仕事であるとすれば、ツアーに穴を開け、他の4人に迷惑をかける格好となってしまった後藤は本来であれば謝罪するべき立場です。ところが、“なぜ怒っているかわからない”というスタンスだったとしたら、謝罪すらしていない可能性もあります。また、振り付け講師の『あの時が一番大変だった』との証言に『私もあの時は一番苦しかった』と加え、まるで安倍1人が問題の元凶であるかのような雰囲気を醸し出していましたからね。そのような舞台裏がありながらも、旧センターの安倍ではなく、新センターの後藤の人気が急上昇していくわけですから安倍にとっては酷な日々だったでしょう」(テレビ誌ライター)
ネット上では今回の後藤の暴露について、「自分に非がある行動は“テヘペロ”って感じで語り、相手の株を下げそうな話は嬉々と話す。この番組でゴマキの株、ダダ下がり」「そりゃプロとして体調管理出来てない人のしわ寄せが来たら怒りたくもなる。そしてこの話をテレビで嬉しそうに話せるのは未だに自分が本当に悪かったと思ってないからでは?」「そんなこと一方的にしゃべっていいの? この人、口がいろいろと軽すぎ」との反応が続出し、「なっち達モー娘。初期メンバーがいたからあなたが入れたんだよ!そこは嫌いとかじゃなく尊敬してほしい」という声もある。
不仲エピソードでバラエティーを盛り上げるのも良いが、その場にいない人を一方的に悪者として仕立て上げるのはさすがに視聴者からの反感を買ってしまったようだ。
(木村慎吾)