キングコング・梶原雄太が10月1日、YouTuberカジサックを名乗り、「2019年年末までに、公式youtubeチャンネル登録者数が100万人達成しなければ、芸人引退!!」を掲げ、不退転の決意で始動した。10月23日現在、登録者数は27万人を突破した。
「開設半日で2万3000人、10日に10万人達成、16日に15万人を突破した。ただ、初回のコメントは辛口ばかりでしたね。『100万人を舐めすぎじゃないか?』『作家がいて、カメラマンがいて、編集までやってもらってこのクオリティ』といった辛辣な声が少なくなかったんです。その後、登録者数が増えたのは、売れっ子YouTuberに頭を下げて教えを乞うたり、自分の中からあふれ出る思いをリアルにぶつけていくことで、理解や賛同を得ようという姿勢が多少なりとも評価されてきたんじゃないですか」(芸能ライター)
当初の不評だらけの状態から、風向きが変わったのは、12日の配信「丸1日ママになってみました」編。梶原が専業主婦の妻になり替わり、子供4人の世話と家事を1日引き受ける内容で、意外な手際の良さに日頃からイクメンしていることや、いい子すぎる子供の育ち方からきっちりしたしつけをする良きパパぶりが感じられた。最後に日頃の重労働を妻に感謝する場面も入れたことで、女性からの好感度がグーンとアップした。
また13日の南海キャンディーズ・山里亮太とのガチトークは、芸人・梶原の喋りや返しのうまさを見せつけるのに寄与する回となった。
「10月17日放送のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ系)で、パーソナリティーの山里が出演に至ったことについての裏話を披露。所属の吉本興業から山里が共演候補にあがっていると聞かされ、当初は断るようマネージャーに依頼したそうです。ところが梶原は、山里の楽屋に押しかけ、熱い思いを語り、それに根負けして、YouTubeデビューとなったとか。『同期の南海キャンディーズ山ちゃんとガチンコトーク』編は153万回を超える視聴数となり、4600件を超えるコメントがつきました。トークの中で、山里は、NSC22期の同期生で、早くに頭角を現したキングコングに嫉妬し、陰で悪口を言ったり、劇場前で怪文書をまいたりと、足を引っ張るのに熱中したことを明かしました。19年目にして初めてとなる対談は、山里が赤裸々に語る心の闇が衝撃的過ぎて、必見の価値ありですよ」(エンタメ誌ライター)
今後は吉本の芸人を総ざらいして、共演する予定とか。村上ショージの持ちネタ「ドゥーン」を教えてもらったりしたそうだ。この先、はたして、大御所の明石家さんま、ダウンタウン、引退した島田紳助らが、登場、というところにまでいくかどうか。そんなふうにして見ると、なかなか興味は尽きないかも。
(塩勢知央)