博学を問われる学問系バラエティ番組で、大活躍を見せているのがお笑い芸人だ。特にロザンの宇治原史規を始め、高学歴の芸人は引っ張りだこになっている。そんな中、今重宝されているのは、早稲田大学卒。年々、早大卒の芸人が増えているという。
「ひょっこりはんも早実ボーイでした。2浪して、早大人間科学部に入学しています。在学中は、『早稲田大学お笑い工房LUDO』というインカレサークルに入部。のちに、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営する東京NSC(タレント養成所)に入学して、笑いのイロハを学んで、“ダイキリ”というコンビを結成しました」(エンタメ誌ライター)
ダイキリはのちに「トロフィーズ」に改名。だが、元相方の南部幸一が芸能界引退を望んだため、解散した。南部は現在、構成作家として大成。ひょっこりはんが今の芸風で再スタートして、およそ2年となる。
そして、LUDOからは「キングオブコント2017」準優勝者コンビのメンバーも生まれている。にゃんこスターのアンゴラ村長だ。
「女性のアンゴラ村長が、早大卒の才女なんです。ひょっこりはんとは7歳も離れているので、一緒に活動はしていないようです。2人も売れっ子芸人を輩出したことで、LUDOの株がグンと上がりました。さらに「R-1ぐらんぷり2018」で、フリーで無名ながらもファイナリストになったカニササレアヤコも早稲田卒。R-1の時は普通のOLでしたが、現在はサンミュージックプロダクションに所属しています」(前出・エンタメ誌ライター)
早稲田のお笑いサークルといえば、かつては「WAGE」だった。ここから生まれた5人はコントグループのWAGEとして始動。次々と売れていった。まずは、小島よしお。続いて、かもめんたるが「キングオブコント2013』で優勝。そんななか、唯一芸人を辞めて脚本家に転身した森ハヤシさんは、「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系)シリーズやドラマ「ショムニ」(フジテレビ系)シリーズ、映画も多数手掛け、ヒットを飛ばしている。
LUDO、WAGEともに成功者が多い。早稲田芸人から、次なるひょこりはんは現れるか!?
(北村ともこ)