現在、テレビを見ていて昼夜も番組も問わずよく目にすると言えば、本田翼が「いい湯だな」のメロディにあわせて踊りまくる通信サービス提供会社のCMだ。広告代理店関係者が言う。
「ドコモ、ソフトバンク、auの三大キャリアが足並みをそろえて通信料金引き下げを表明したことが大きくニュースになりましたが、携帯業界への大々的な参入をもくろんでいた格安スマホ業界にとってはかなりの向かい風。本田がCMに出演している会社は豊富な資金をもとにCMを打ちまくっていただけにショックは大きいでしょう」
さらに追い打ちをかけるように浮上してきたのが、本田翼へのとばっちりともいえる「サゲ評価」だ。
「CMは本田が元気にダンスする姿がウリですが、あまりにも視聴者が連発で目にし過ぎたことで、ネット上では『あざとすぎる』『元気の押し売り』と悪評が立ち始めたのです。もともと本田の支持層である20~30代男性からも『ばっさーは、本当はゲーム中毒のインドアキャラにも関わらずあんなに美人なところがいいのにキャラが違う…』と具体的なダメ出しまで飛び出す始末です」(芸能記者)
CM好感度などを調査するシンクタンク関係者は次のように分析する。
「結局、今の視聴者がもっとも敏感に拒否反応を示すのが“ゴリ推し感”なんです。おそらく、たまに目にする程度なら、『あのCMの本田翼、イメージとは違うけど可愛いね』ぐらいで済んだはず。需要に対して供給過多になりすぎたための悲劇と言えるでしょう」
最近では演技力も増し、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)でのドS刑事など当たり役も増えていた本田にとって、思わぬブレーキとならねばいいが…。