DA PUMPの大ヒット曲「U.S.A.」が11月15日に「第60回日本レコード大賞」の優秀作品賞にノミネートされた。同賞を競うのは目下、148万枚をセールスした乃木坂46の「シンクロニシティ」。ほか、SEKAI NO OWARIや西野カナなどもノミネートされているが、やはり優勢なのはDA PUMPのようだ。ネット上でも「USAしか知らない」「うちの2歳の子供もへたくそに歌ってる」など、とにかく“認知”されているというのは強い。
11月7日には「2018ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が発表され、DAPUMPの「ダサかっこいい/U.S.A.」がノミネート、14日には第69回NHK紅白歌合戦の出場をDA PUMPとしては16年ぶりに決めるなど、日本の音楽界で“目立ちまくった”1年だったことは誰もが認めるところだろう。
「YouTubeでの公式ミュージックビデオ動画再生回数は1億回を超え、子供のみならず赤ん坊までもが心を奪われ全世代に行き届いた“国民的ポップス”になりました。また、中心メンバーのISSAの故郷・沖縄県にとっても変化の1年でした。こうしたタイミングの妙も運命的だったかも知れません」(エンタメ誌ライター)
また、DA PUMPがブレイクした道のりも、当初は“ハロプロファン”によって掘り起こされ、次第にSNSで拡散されていったという従来の“仕掛け的流行”とは違う広がり方を見せたことも特徴的だろう。
「そうした流れは、メンバーたちがみずから積極的に関与していったという見方もできます。例えば、ツイッターなどでDA PUMPに関して“つぶやく”と、かなりの確率でメンバー自身が公式アカウントで『いいね』をしたり『リツイート』してくれるんです。それはファンにとっては嬉しいですし、興味としては“そこそこ”だった人ですら、応援しようという気分にさせる。大した手間ではないですが、地道な“営業戦術”が実を結んだと言えるのかも知れません」(前出・エンタメ誌ライター)
年末に向けて、ふたたび「カモンベイビー・アメリカ」が、世間を席巻しそうだ。