12月11日、YouTube音楽の祭典「YouTube FanFest Music」が千葉・幕張メッセで行われ、国内動画ランキング「国内年間トップトレンド音楽動画2018」が発表された。
トップに輝いたのは、米津玄師の「Lemon」。米津は昨年の「打上花火」(DAOKO×米津玄師)のトップに続き、2年連続で1位を奪取した。
「ランキングはYouTubeにアップロードされた動画から、再生数、共有数、コメント数、評価、派生動画数などの数値を基にして選出されました。『Lemon』は3月にリリースされて、金曜ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌という話題性と楽曲の良さで一気に火がつき、視聴回数2億3000万回超という途方もない記録を達成。日本のみならず海外からの絶賛コメントが殺到していたのが特徴ですね。“いいねダンス”“ダサかっこいい”などが一躍流行語になるほどの注目度と人気を博したDA PUMPの『U.S.A.』は、視聴回数1億2000万回超で歯が立たず、2位に終わっています。6月リリースで後れをとらなければ、もっと視聴回数が増えていたかもしれませんが…」(芸能ライター)
3位は菅田将暉の「さよならエレジー」。星野源が、アニメ映画主題歌「ドラえもん」(4位)と「アイデア」(9位)の2曲がランクインした。
大きな目玉となったのが、アジア発の9人組ガールズグループ TWICEだ。「What is Love?」と「「Candy Pop」と「Wake Me Up」が5位、6位、10位と最多ランクイン。ベスト20内に広げると5曲ランクインとなり、昨年に引き続いての快挙となった。
「『What is Love?』は2億2000万回超と『Lemon』に肉薄する視聴回数でした。コメント数も37万超と数多く、8万5000超の『Lemon』とはケタ違いです。3曲に分散しなければ、もっと上位に食い込めたに違いありません」(音楽ライター)
2年連続2回目の「NHK紅白歌合戦」出場、来春の東京ドームなど全国4カ所のドームツアー公演も決定。15年10月のデビューから3年6カ月での開催は海外アーティスト最速記録となり、2019年はますます勢いに乗りそうだ。
(塩勢知央)