毎年この時期になると音楽業界で話題になるのが「日本レコード大賞」の行方。今年は例年以上にヒット曲に恵まれず、選考が難航しそうな雲行きだ。
「売り上げ枚数の上位陣はAKB48や乃木坂46と、相変わらず女性アイドルグループが占めています。目新しいところでは、ジャニーズ事務所のKing&Prince、米津玄師、TWICEあたりでしょうが、ジャニーズはレコ大とは距離を置いていますし、米津はテレビ出演には消極的な姿勢で、『大賞』の受賞条件の一つとも言われる、授賞式中継番組への出演が期待できず、TWICEは韓流グループということで受賞のハードルが高いというのが実状です」(スポーツ紙芸能担当記者)
そうした中、今年の本命と言われているのが、懐古的な振付がインターネットを中心に脚光を浴びて、社会現象を巻き起こした、DA PUMPの『U.S.A.』だが、こちらもやはり高いハードルもあるという。
「レコ大の『大賞』は基本的に“邦楽”が受賞する習わしがあって、洋楽のカバーである『U.S.A.』はその点がネックになる。かつて大ヒットを記録した西城秀樹さんの『YOUNG MAN』も原曲が洋楽ということで選考の対象曲にもなりませんでした」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)
久々のヒットで再ブレークを果たしたDA PUMPだが、日本を代表する音楽賞を獲得することはできるのか!?
(しおさわ かつつね)