スポーツ

2018「プロ野球ワーストナイン」勝手に表彰式(1)Vの使者は安打1本500万

 ソフトバンクの日本シリーズ連覇で幕を閉じた今年のプロ野球。各球団が補強に向けて動き出しているが、忘れてはいけないのが恒例「ワーストナイン」の表彰式だ。グラウンド内外のデータを解析して、給料ドロボーやリストラ候補をリストアップ。奮起を促しつつ、不名誉な記録とともに発表しよう。

 アサ芸が選ぶワーストナインのコンセプトは「高い年俸をもらっているのに働かなかった選手」。したがって、投手は1勝、1H(ホールド)、1S(セーブ)、野手は各ポジションで1安打あたりの単価が最も高い選手を選ぶことを基本にしている。

 ただし、例外もある。例えば、フル出場ではなく限定的な出番での活躍を求められるベテラン選手などは必然的に単価が高くなる。また、セ・リーグの遊撃手のように年俸の低い選手が集中するポジションでは、高年俸の巨人・坂本勇人の単価が極端に目立つことになる。こうしたケースでは冒頭の原則を杓子定規に当てはめず、元西武・オリックス監督で評論家の伊原春樹氏の意見を加味して選んだ。この点を押さえたうえで、具体的な顔ぶれを見ていこう。

 セ・リーグでは、18年ぶりの最下位に終わった阪神から、救援投手部門のマテオ(34)、一塁手・ロサリオ(29)、三塁手・鳥谷敬(37)の3人が名を連ねた。

 昨季の最優秀中継ぎ投手に輝いたマテオだが、今季は不振にあえいだ。最終成績は0勝1敗4H、防御率6.75。1Hあたりの単価は破格の4750万円だった。

 “Vの使者”として期待されたロサリオも、75試合の出場にとどまり、打率2割4分2厘、8本塁打、40打点。1安打あたりの単価が500万円とあっては、4番失格と言われてもしかたないだろう。

「11月1日に自由契約となりましたが、当初は残留の可能性もあったんです。物色中の新外国人選手の獲得にメドがついたようなのでクビに踏み切りましたが、矢野新体制に“負の遺産”を引き継がずにすんでよかったですよ」(スポーツ紙阪神番記者)

 伊原氏も、阪神の外国人補強のズサンさに疑問を呈する。

「前西武監督で現在チームアドバイザーの田辺徳雄が、昨春のキャンプでロサリオが所属していたハンファ・イーグルス(韓国)の臨時コーチを務めたんです。昨オフにロサリオの阪神入りが決まった時、田辺の評価を聞いたら『ツボに来れば大きいのを打つけど、外角にスライダーを投げられたらまったくダメですよ』と言っていましたが、そのとおりでしたね」

 鳥谷もシーズンを通じて不振だった。打率2割3分2厘で1安打あたり単価は784万円。

「チーム内からは『足が動かなくなって守備・走塁にかげりが見える』という指摘が出ています」(阪神番記者)

 だが、伊原氏は少し違った見方をする。

「二塁、三塁とたらい回しにされたり、スタメンか途中出場かが日によって変わる不規則な起用法の犠牲になった部分もある。金本知憲監督が辞めたので、喜んでいるんじゃないですか(笑)。動きはそれほど落ちているとは思えないので、まだまだやれるはずですよ」

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平「3度目のメジャーMVP」でもかなわない「凱旋帰国」の高すぎるハードルと「出禁」問題
2
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
5
マイルCS大的中の馬券師が断言!ジャパンカップ「勝つのはドウデュース以外の日本馬」「買える外国馬は1頭だけ」