11月19日、金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産前会長のカルロス・ゴーン容疑者。
ゴーン容疑者は、東京地検特捜部の調べに容疑を否認してはいるが、カリスマ経営者の逮捕に、日本だけでなく世界で“ゴーン・ショック”とも呼ばれる大きな衝撃が走っている。今後、日本経済や日仏関係への多大な影響が懸念されている中、芸能界も“ゴーン・ショック”に揺れている。今回の事件を受けて「テレビ、ラジオともに営業部の人間が慌てふためいていますよ」と言うのはテレビ関係者だ。こう続ける。
「どの局にとっても日産は大スポンサー。同社は事件を受けて『スポットCMの自粛』を決定しましたが、今後、個別番組への提供となるタイムCMについても再検討を行うという見方が強まっている。“ゴーン・ショック”で死活問題に発展する番組が出てくる可能性も大いにあります」
さらに同関係者は「あの『超有名歌手』にとっても一大事ですよ」と続ける。
超有名歌手とは同社CMに出演する矢沢永吉だという。
「今後、日産が“ゴーン色”の払拭に取り組むにあたって、3年前からCMキャラクターに起用している矢沢を外すのは想像に難くない。そうなれば矢沢にとっても莫大な契約料がフイになってしまいます」(前出・テレビ関係者)
当面、芸能界の“ゴーン・ショック”も収まりそうにない。
(白川健一)