世は“第三次クイーンブーム”の真っただ中だ。
11月9日に日本で劇場公開され、空前のヒットを記録しているクイーン、およびフレディー・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、近年のヒット映画「アナと雪の女王」や「君の名は。」でも達成し得なかった“興行現象”を巻き起こしているという。
「先週末で公開後3度目の週末となった12月1日、2日に先週末対比で126%、オープニング週末と比較すると140%となる動員40万3776人、興行収入4億9604万円を記録しました。公開週末から4週目週末まで興収が上がり続けることは『アナ雪』『君の名は。』でも起きなかったことのようです」(エンタメ誌ライター)
映画のヒットと相まって、クイーンの公式YouTubeチャンネルや、映画のプロモーション動画などの再生数も爆発的に伸びているが、ここで意外な日本の女芸人が、その恩恵にあずかっているという。
「YouTubeで『ボヘミアン・ラプソディ』というキーワードで動画を漁っていると、やがてその履歴から関連動画が『あなたへおすすめ』としてピックアップされることになりますが、そこで阿佐ヶ谷姉妹が『ボヘミアン』を歌う動画というのが検出され、思わず見てしまったという報告が、至るところから出ているんです」(ITライター)
その動画というのは、説明書きによると「2016年4月24日にあつぎスイーツランド2016にて」とあり、スペシャルゲストとして登場した阿佐ヶ谷姉妹の姉のほう・渡辺江里子が葛城ユキのヒット曲「ボヘミアン」を歌っているもの。
「知る人ぞ知ることですが、阿佐ヶ谷姉妹は歌ネタをやっているだけに、2人とも歌唱力は一流のオペラ歌手やジャズシンガーと比較しても、遜色ないレベル。多くのネット漂流者(ボヘミアン)たちが、この動画にたどり着くと、まさにフレディー・マーキュリーのような歌唱力に見入ってしまい、気がつけば阿佐ヶ谷姉妹の動画を漁り始めてしまうというのです」(前出・ITライター)
まさに芸は身を助く。この奇跡の再注目は、彼女たちにとって“追い風”になるに違いない。