芸能

気になる大物芸能人「食卓と酒宴」(1)勝新は夜の銀座にも惚れこまれた!

 我々、庶民には考えられない大金を稼ぐ、大スターや大物芸能人。彼らの食事やお酒の席は、豪勢であり、かつ独特のこだわり、粋な気遣いがあるようだ。

 豪快な飲みっぷりで有名なのは、やはり故・勝新太郎さんだろう。

「銀座で飲んでいると、同じ店にいる人、道で声をかけてきた人を引き連れて、店から店へと飲み歩き、気が付くと一行は数十人にもなってしまう。飲み代は、勝新のツケになることが多く、亡くなった時には銀座の高級クラブに数千万円もの借金を残していたとも言われていました」(芸能レポーター)

 しかし、亡くなったあと、妻の中村珠緒に請求書が届いたという話はほとんど聞かない。

「勝新は、馴染みのクラブのママに『こちら、○○社の社長さんよ』と、ほかのお客さんを紹介されると、『どうもどうも!』と隣に座り、座頭市になりきってセリフを言ってみたり、芸能界の裏話を話してみたりと、サービス精神満点でお客さんを喜ばせるので、紹介された人は大喜び。一発で勝新のファンになってしまうとともに、『あそこの店で勝新と飲んだんだよ!』と店の太客にしてしまう。そうやって、ツケの何倍もの利益を店に及ぼしてくれることから、請求されることはまずなかったといいます」(前出・芸能レポーター)

 さらに、勝新のスキャンダルを追いかけていた雑誌記者さえ巻き込んでしまうことも多かった。

「彼らもたっぷりと楽しませたうえに、『飲んでいるかい? 自分のペースで飲めばいいんだからな』と、やさしい気遣いを忘れることがない。そんな勝新の人間力に、銀座中の水商売関係者はみんなが魅了されていたんです」(前出・芸能レポーター)

 こんなにも粋で豪快な芸能人は、もう出てこないだろう。

(露口正義)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」