12月7日、年末恒例となっているオリコン「好きな女性アナウンサーランキング」が発表された。15回目となる今年、首位に輝いたのは、3月末にNHKを退局、10月から日本テレビ系「news zero」(日本テレビ系)のメーンキャスターを務める有働由美子だった。
「昨年まで5年連続首位でダントツの人気を誇っていた日本テレビの水卜麻美アナは、今年から殿堂入りしていますから、昨年2位からの“繰り上がり1位”は順当な結果。現在、『news zero』視聴率に苦しむ有働にとっては、嬉しいニュースとなったのではないでしょうか。年代別の回答を見ると、40代、50代からの支持率が厚く、今後も安定して上位に食い込んでいきそうです」(女子アナウオッチャー)
目立った動きとしては他に、2位のテレ朝・弘中綾香アナ、4位のフリー・川田裕美、5位の日テレ・徳島えりかアナ、9位のTBS・宇垣美里アナが初のトップ10入りと、なかなかフレッシュなランキングとなった点だ。
「水卜アナと長く首位を争ってきた加藤綾子は、前年の4位から1つランクを上げての3位と、相変わらずの人気ぶりを証明したように見えます。しかし、世代別ランキングを見ると、20代では1位の得票を得ながら、10代、30代では5位にも入っていないというシビアな結果が出ている。今後、出演番組が大ヒットするなどのアピールの機会がないと、ふたたび上位を狙うのは厳しいかもしれません」(前出・女子アナウォッチャー)
そんな中、来年以降も有働アナと1位争いをしていきそうなのは、昨年のランク外から一気に2位に食い込み、10~40代で5位以内にランクイン、30代からの回答では1位となった弘中アナだろう。
「弘中アナだけでなく全体的に言えることですが、今は、いかにも女子アナらしい“優等生”よりも、どこか毒っ気があったり闇を抱えていそうなキャラが受ける。加えて、川田のように運動神経が悪いなど、本来なら欠点になりそうな個性をチャーミングに表現できる女子アナが、人気を集める傾向が顕著になっていますね」(民放テレビ局関係者)
水卜アナも、女子アナらしからぬ食欲を見せる豪快な食レポで人気者になったし、有働も脇汗を隠さぬ潔さが評価された。これといった欠点のないカトパンの人気が弾けきらなかったのも、もしかしたら、そのあたりに理由があるのかもしれない。
(露口正義)