“危機回避芸人”がみずから名乗り出た。お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一が12月12日放送のラジオ番組「かまいたちのヘイ!タクシー!」(TBSラジオ)に出演し、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智による上沼恵美子への暴言動画の中で、テーブルに頭を伏せて“眠っていた芸人”が自分だったと告白している。
2018年度のM-1グランプリといえば、大会後の久保田と武智による上沼への暴言動画が大きな騒動となっており、「オバハン」や「更年期障害」「もう(審査員)辞めてください」との問題発言を言い放った上述の2人はもちろんのこと、その宴の席に居合わせ、動画内にも映り込んでしまった和牛の水田信二らにも批判の余波が及ぶ事態に発展した。
そうした状況の中、新たにファンの間で注目の的となっているのが、大先輩の上沼恵美子に対する荒々しいワードが飛び交う酒席において、一瞬だけ武智のインスタグラムライブ配信に映り込む“微動だにしない男”の存在だ。
血気盛んな若手芸人が一堂に会し、各々の本音や恨みつらみが炸裂する打ち上げの最中、“その男”はテーブルに顔をうつ伏せながら眠っているようにも思え、顔すらも確認できない状態だったが、濱家隆一本人が同ラジオ番組内で“自分だった”と認めている。
どうやら濱家は単に疲労困憊で眠っていただけだというが、「(暴言騒動が勃発した)打ち上げで爆睡しちゃって。次の日起きたら、どエライことになってましたわ」と騒動発覚直後を回想。問題の動画内で偶然にも顔を伏せていたということで、ネット上でも“危機回避芸人”と呼称されており、ファンから自身のインスタグラムに「危機管理王子」とのコメントが寄せられていたことも併せて告白している。
「久保田と武智の愚痴に付き合わされた水田信二にも一部から非難の声が上がっている状況などを考慮すれば、あの場で顔を伏せて爆睡していた濱家は、抜群に運が良かったと言えるでしょうが、しっかりと自分の口で名乗り出たという部分にも好感が持てますね。仮に濱家が寝ずに久保田や武智と一緒に飲み続けていたとすれば、3人目として加わってしまった可能性もありますが、ネット上からは『起きてたとしても(久保田と武智には)同調していないと思うので大丈夫だったと思う』『あの場に居たのは災難でしたね』との擁護の声が並び、あのタイミングで顔を伏せて寝ていた点についても『ある意味、究極の護身術』『もしやこれも運なのかな? 運が良い人は長く活躍できると思う』『本当に危機回避能力が高い』などの書き込みが寄せられています」(テレビ誌ライター)
浮き沈みの激しい芸能界の荒波を乗り越えるには、濱家のように強運と危機回避能力を巧みに持ち合わせる必要があるということだろう。
(木村慎吾)