欅坂46の平手友梨奈が腰部打撲や左仙腸関節捻挫による仙腸関節不安定症などと診断され、しばらく治療に専念することが12月21日に発表された。
現在、平手はダンスパフォーマンスができない状態のため、当面はダンスパフォーマンスを伴わない一部活動に関してのみ無理のない範囲で活動していくとのことだ。4日放送の音楽番組「うたコン」(NHK総合)でのパフォーマンスは、ダンスの振りが小さかったり、明らかに本調子とはいえずほとんどのファンが違和感を覚えていただけに、平手のケガについてファンからは「やっぱりな」という声が多かった。
しかし、それに加えて、「いやいや、明らかに肉体的な問題だけじゃないでしょ」「ケガも心配だけど、長期的に見るとメンタルのほうが心配」「最近は元気がないから見ていて、すごくヒヤヒヤする」など、最近の不調はケガだけが原因ではないのでは? と予想する声も多数見られている。
「昨年夏頃からメンタルが不安定な時期がたびたびみられる平手は最近、欅坂メンバー全員のサインが入った色紙に彼女だけが単に自分の名前を漢字で書くだけで、精神的な面のが心配でした。総合プロデューサーの秋元康氏が惚れこむほどの才能を平手が持っていることもわかりますが、ここまでメンタルが不安定な時期が長く続くと一部活動を制限するのではなく、しっかりと休ませてあげるのも一つの手だと思います。また、復帰後も一度センターから外してみるなどの手段をとってもいい気がします。乃木坂の初代センターの生駒里奈も6枚目シングルでセンターから外れて重圧から解放され、いきいきとパフォーマンスできるようになりましたからね」(アイドル誌ライター)
また、平手をしっかりと休ませることはグループの底上げにもつながると前出のアイドル誌ライターは分析する。
「平手が一部活動を休止することを発表した日の放送の『ミュージックステーション スーパーライブ』(テレビ朝日系)では、代役でセンターに入った鈴本美愉が平手にも劣らないとてもいいパフォーマンスをしており、欅坂には平手以外にも逸材がいることを証明してくれました。今回は鈴本にスポットライトが当たりましたが、平手だけにグループを背負わせないという思いは全メンバーが持っていますから、自分がクローズアップされるチャンスを待っているメンバーも多いはず。他のメンバーにチャンスをあげて、欅坂の新たな可能性を模索するという意味もありますし、無理に平手の復帰を急ぐ必要もないでしょう」
復帰後には平手もグループもパワーアップしているということがやはり理想。意味のある休養となってほしいものだ。
(石田安竹)