異色すぎるコラボに、ファンはドキドキしながらそのパフォーマンスを見届けた。
12月14日に放送された音楽特番「2016FNS歌謡祭 第2夜」(フジテレビ系)では11組116名によるアイドル大集結コラボメドレーなど、アイドルファンには見どころ満載の内容が届けられた。
欅坂46がお姉さんグループである乃木坂46とコラボするなど、ファンにとってはたまらない夢の競演がさまざま見られたわけだが、最もファンの注目を集めたコラボが、欅坂の最年少センターである平手友梨奈とゴスペラーズとの異色の組み合わせ。彼らの代表曲である「ミモザ」のパフォーマンスだった。
「ゴスペラーズといえばハモリのプロ集団ですが、まさか平手がそこまで本格的なアーティストと個人でコラボするとは驚きました。2年前の同番組でゴスペラーズはEXILEのTAKAHIROと同曲を披露し、そのピアノ演奏を乃木坂の中でも歌唱力に定評がある生田絵梨花が担当していましたが、今回は歌い手として平手をコラボ相手に持ってくるとは本人も相当プレッシャーを感じたことでしょう」(アイドル誌ライター)
緊張やプレッシャーに加え、ゴスペラーズがさすが上手すぎるということもあって、ちょっとだけ音が安定しなかったりと、観ているファンにも緊張感が伝わってくるハラハラドキドキの歌唱にはなったが、平手は歌い終えると、中学生らしい素の笑顔を見せた。
ファンからも「よく、こんな本格コラボをこなしたよ」「親みたいに観てるこっちもガチガチだったけど、感動した」「俺がその立場だったら現場から逃げ出してたかもしれない」と絶賛の嵐となっている。
「欅坂のデビューシングル『サイレントマジョリティー』のカップリングに平手のソロ歌唱曲『山手線』が収録されていましたが、グループのデビューシングルでメンバーのソロ楽曲が収録されることは、乃木坂はもちろん、AKB48グループでも過去に例がなく、異例の大抜擢でした。そして、今回も注目度の高い音楽特番で先輩たちも経験できていないような舞台を経験できたことは、平手が頭一つ抜けた存在の証明。本人にとっても大きな自信になったでしょうね」(前出・アイドル誌ライター)
それにしてもデビュー1年目でこの大躍進。今後の活躍からは目が離せそうにない。
(石田安竹)