インデックス大阪で、乃木坂46の最新シングル「帰り道は遠回りしたくなる」の発売を記念した全国握手会イベントが行われたのは昨年12月23日。すでに卒業を発表している同グループの絶対的エースである西野七瀬の「ラスト握手会」ということで、過去最高の待機列の長さとなった。
まさに人気の絶頂期を迎えている人気アイドル・乃木坂46だが、2018年はCM女王に輝いた白石麻衣をはじめ、映画「あの頃、君を追いかけた」で映画初主演を飾った齋藤飛鳥、バラエティ番組への出演が目立つ高山一実や秋元真夏など、メンバーのピンでの活躍もあって世間の認知度もぐんと上昇した1年だった。同時に初代センターであった生駒里奈や、若月佑美、そして年内の活動をもって卒業(卒業コンサートのみ来年2月に開催)する西野など、グループを初期から支えてきた選抜常連のメンバーたちも去っていったこともあって、2019年、今年は世代交代の流れが加速することが予想される。
「12年にCDデビューした乃木坂ですが、17年までは選抜メンバーは1期生メンバーが中心で盤石といっていいほど固定されていました。しかし、3期生が16年に加入し、17年8月に発売された18thシングル『逃げ水』で、3期生の大園桃子と与田祐希がWセンターを務めたことをきっかけに、3期生メンバーが選抜に食い込むようになってきた。最新シングルでは3期生メンバーが6人も選抜入りしています」(エンタメ誌ライター)
さらに昨年11月には4期生メンバー11名が加入したことにより、選抜の椅子をめぐる戦いはヒートアップしていきそうだ。
「そして12月には4期生メンバーを初お披露目するイベント『お見立て会』が行われていますが、その中で行われた4期生メンバーにとっての初めて握手会では掛橋沙耶香が恋人つなぎ(お互いの手の指のあいだに指を絡める)をしながら、笑顔でぴょんぴょん跳ねるなど、その握手対応に会場からは歓声が上がっていました。その他にもファンを釣ることがうまい“釣り師”の才能を感じるメンバーが多かった。そのため、3期生メンバーたちも4期生を脅威に感じているようで、大園もネット配信の動画で4期生について『可愛かったけど、内心は桃子のファンの人は(4期生に)行かないでって思うよね』と、自身のファンが4期生にとられてしまうのでは? という危機感を持っているようです。4期生が加わったことで選抜メンバーがどう変化していくのか、楽しみですね」(アイドル誌ライター)
白石と人気ツートップを張っていた西野の卒業でグループの今後を不安視する声も見られているが、若い力が中心となり、さらなる「進化」を遂げてほしいところだ。
(石田安竹)