8月31日、のべ15万人を動員した乃木坂46の全国ツアー「真夏の全国ツアー2015」の千秋楽公演が明治神宮球場で行われた。
会場に詰め掛けたファンもコンサート開始前から興奮を隠せなかったようだ。なぜなら、最終公演ということもあり、先日結成された関連グループ「欅坂46」のファンに向けての初お披露目など、なんらかのサプライズがあるのでは、と予想する声が多かったからだ。
実際のところ、この日正式に発表されたサプライズは、アンダーメンバーによる単独ライブ「乃木坂46アンダーライブ 4thシーズン」が12月に武道館で開催されること。10月28日リリースの13thシングル「今、話したい誰かがいる」の初お披露の2つにとどまったわけだが、その他にもダブルアンコールを求められメンバーがそれに応えるなど、ファンには嬉しいサプライズの連発で最高潮の盛り上がりを見せた。
当然のようにライブならではの思いがけない出来事も続出した。現場に参戦したアイドル誌ライターが語る。
「新曲『今、話したい~』の初披露の際、乃木坂のエースで同楽曲のWセンターの一角を担う西野七瀬が振り付けをガッツリ間違えましたね。これには本人も猛省、メンバーたちが必死にフォローする場面も‥‥。さらにこの西野はダブルアンコールでテンションが上がりすぎたのか、フィナーレでメンバーの永島聖羅へ熱いキス。そのシーンがモニターに映し出されると、球場中に悲鳴にも近い歓声が沸きあがりました」
さらに、ライブ終了後にはなぜかスタンドの客席がざわつき始め、あるコールが巻き起こったという。前出・アイドル誌ライターがこう続ける。
「どうやらバラエティ番組『NOGIBINGO』(日本テレビ系)シリーズで乃木坂46と共演している、“高速ベロ”でおなじみのイジリー岡田がコンサートを観覧していたようです。愛のあるMCで、乃木坂46の魅力を引き立てるイジリーはファンやメンバーからも非常に好感度が高い。そのため、彼の姿をファンたちが確認するや否やイジリーの実名である『のぼるコール』が巻き上がったようですね。あまりの大歓声に一瞬、メンバーがスタンドに現れたと錯覚したファンも多かったようです」
いずれにせよ、多くの予期せぬ出来事の連発で、ファンにとってはこれ以上ない記憶に残る全国ツアー最終公演になったことは間違いないようだ。
(石田安竹)