「ここでしか故郷の味は楽しめない」香港人が唸る至高の飲茶で飲み比べ
田園都市線の三軒茶屋駅=通称・三茶といえば、著名人も数多く在住するオシャレタウン。演劇や映画に通じるサブカルチャー色の強い街でもあるが、実は個性溢れる店が立ち並ぶ、都内きっての酒場スポットでもあるのだ。そんな三茶で、現在ファンが急増中と話題のお店が「三茶酒家 香港バル213」。通称「三角地帯」にあるエコー仲見世商店街に、突如現れる香港式のバルである。
カウンター3席に、テーブル4つの小さな店だが、まさに本場の繁華街に迷いこんだかのような独特の空間に、入った瞬間から鼓動が高鳴る。2階まで吹き抜けの内装と打ちっぱなしのコンクリ壁は開放感たっぷり。厨房からやってくる美味しそうな香りに、期待は高まる一方だ。
料理は、現地の風味を再現した本格派のメニューがずらり。「ここでしか故郷の味は楽しめない」と、日本在住の香港人を唸らせるほどのクオリティーだ。オススメはボリュームたっぷりの「日替わり前菜3種盛り」。この日はよだれ鶏、砂肝とキクラゲの和えもの、麻辣大辛もやし。どれも味わい深い逸品で、これには紹興酒の飲み比べセットがぴったり。酒を飲む手が止まらなくなり、気づけば三茶で香港の風を体感しているだろう。
■三茶酒家 香港バル213
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-17 電話:03-6805-3923 営業時間:15:00~25:00(土日のみランチあり 11:30~14:00) 定休日:火