今回、嵐は「解散」ではなく「活動休止」を選んだ。その理由について、ジャニー喜多川社長を知るベテランの芸能記者はこう話す。
「これまでシブがき隊や光GENJIの解散でファンを悲しませてきた。ソロで売り出しても、他の事務所に引き抜かれたつらい経験があって、基本的に『グループは解散させない』というジャニーさんの強いこだわりがある。活動休止にしておいて、5年後でも10年後でも再開できる道を残しておきたいんです」
かつてSMAPの解散を食い止められなかったことも、態度を軟化させるきっかけになっていた。
「SMAPの解散騒動でジャニーズの内紛や結婚の制限などが暴露され、ネット上では『ブラック企業』と揶揄されてしまった。これをジュリー副社長が気にしていて、活動休止を容認したそうです」(テレビ局関係者)
嵐にとって結婚は高いハードルであったが、他のグループを見ると、以前よりジャニーズの「掟」が緩くなっているようで、
「17年12月にV6の岡田准一(38)と女優の宮崎あおい(33)が結婚していますが、昔だったら許されなかった。もともと宮崎は俳優と結婚していて、不倫略奪愛の末に岡田とくっついた。それでも岡田の仕事での功績を認め、結婚が許されたのです」(芸能プロ関係者)
同じくV6の森田剛(39)は、昨年3月に女優の宮沢りえ(45)との結婚を発表し、メンバー6人中4人が独身を卒業している。ただ、事務所が許しても、熱烈なファンが祝福しないケースもあった。
「07年にV6の井ノ原快彦(42)と女優の瀬戸朝香(42)がコンサートで結婚を発表した時、『コンサートはお前だけのものじゃないんだよ!』と、ファンから強烈なブーイングを浴びていました」(芸能記者)
加えてジャニーズでは結婚相手に理想の「条件」もあるようで、芸能記者はこう語る。
「メリー喜多川副社長は、自分がかわいがっているメンバーには、お嬢様みたいな清楚で品のある女性と結婚してほしいと考えている。相手がタレントでもなるべく家庭に入って、夫のイメージを下げるような活動は避けてほしいのです。木村拓哉(46)と結婚した工藤静香(48)はメリー副社長の望むタイプとは正反対ですが、うまく懐に入り込み、気に入られたので円満に結婚の許可が出ました」(ベテラン芸能記者)
奥さんがテレビ番組や雑誌のインタビューで、夫の話題や私生活に触れることも基本的にはNGだとか。