これで食いっぱぐれる心配なしと一安心(?)したのは、俳優の古田新太。4月20日スタートの連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)で主演を務める。
「放送は土曜夜10時の土曜ドラマ枠。かつて仲間由紀恵主演の『ごくせん』や天海祐希主演の『女王の教室』など熱血教師が大活躍する連ドラで高視聴率を稼いできた枠です。しかし、最近は数字が取れないでお荷物状態が続いています。そこで抜擢されたのが、御年53歳の古田。演じるのは同性好きで女装家の国語教師。私立高校を舞台に忖度なし、歯に衣着せぬ物言いで生徒たちをひっかきまわすという設定です。制作サイドとしては、キモ可愛い強烈キャラの古田を放り込んで、ズケズケズバズバ本音を言わせ、視聴者にスカッとしてもらおうという作戦じゃないですか。見てくれも言動もインパクト絶大なだけに、当たればデカい」(テレビ誌記者)
古田の役どころは、昨今話題となったLGBTを意識したもの。もちろん専門家の折り紙つきで、女装パフォーマーのブルボンヌがキャラクターを監修している。古田もこれまで舞台などで女装経験がある。何より古田のモットーは「役者は監督、ディレクター、演出家の注文に『できない!』と言わない」。同性好き男性が経営するタイプのバーを経営していたという経歴も持つユニークキャラをリアルに演じるに違いない。
4月ドラマでは、TOKIOの松岡昌宏が女装家政夫を熱演する「家政夫のミタゾノ パート3」(テレビ朝日系)も放送予定だ。
「スタート当初はキワモノ扱いされていたが、松岡の意外にきれいな“化けっぷり”もあり、次第に違和感がなくなってきた。パーフェクトな仕事ぶりが売りの家政婦だけに、家事のウンチクを披露するちょっと得する部分もあったりで、女性視聴者にウケています。古田はイケメン松岡にビジュアルではかなわないぶん、ゲラゲラ笑えるドラマにしたいと意気込んでいるそうですよ」(芸能ライター)
一昨年、給料歩合制のため、7万円しかもらえなかった月もあったことをテレビで愚痴った古田。日テレを代表する看板ドラマの主役をついにゲット。「懐の心配をせずに過ごせる日々」が待ち構えている。
(塩勢知央)