都内で開かれたソフトバンクの新CMの発表会で2007年から続く人気CM「白戸家シリーズ」に古田新太、竹内涼真、杉咲花が、新たに加わることが明かされたのは11月7日。
「新シリーズでは、古田が上戸彩の夫役、竹内と杉咲が2人の子供役として出演します」(エンタメ誌ライター)
中でも、新CMへの出演抜擢を一番喜んでいるのが、ベテラン怪優と呼ばれる古田新太だろう。
「10月31日放送のトーク番組『チマタの噺』(テレビ東京系)に出演した際、古田は今年8月の給料が7万円しかなかったことを明かし、MCを務める笑福亭鶴瓶を驚かせていました。ただし、今年は、連ドラだけを見ても、夏期『僕たちがやりました』(フジテレビ系)『下北沢ダイハード』(テレビ東京系)、秋期『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)と3本に出演する売れっ子ぶり。歩合給でかなり多くもらっている月もあるとフォローしていましたが、首を傾げたくもなります」(前出・エンタメ誌ライター)
実はこれには、所属する「劇団☆新感線」の諸事情が絡んでいるという。
「今や日本を代表する劇団となった『劇団☆新感線』ですが、古田自身も35歳まではノーギャラだったことを番組内で明かしています。所属俳優を見回しても映画やドラマに加え、バラエティ番組まで幅広く活躍しているのは古田一人。彼の稼ぎに頼っているのは事実のようです。事務所としてもCMの仕事は、ノドから手が出るほど欲しかったはずです」(劇団関係者)
これまでもNTTドコモやカゴメなどのメジャーCMにも出演してきたが、古田は個性派俳優ゆえ、知名度の割にCMには縁がなかった。今回の「白戸家シリーズ」をきっかけに、劇団のためにもCMの世界でもその怪優ぶりで見る者を楽しませてほしいものだ。
(窪田史郎)