11月13日にフランス・パリで発生したテロ事件に関しては、日本でも数多くの芸能人が哀悼の意を表明している。もちろんテロについて語ることは決して義務ではないのだが、フランスに縁のある人物の場合はどうだろうか。なかでも、血縁という最大級の繋がりを持つ芸能人がなぜか、パリ襲撃に関して沈黙を貫いているのだ。週刊誌記者が語る。
「フランス人の祖母を持ち、クォーターであることを公式に認めている梨花が、今回の事件について一切発言していないのです。彼女のブログには移住したハワイでの日常が書かれているだけ。梨花がディレクターを務めるセレクトショップのメゾン ド リーファーは、パリの一軒家をイメージしているのですが、こちらの公式サイトやブログにも事件についての言及は一切ありません。フランス的なイメージを売りにするショップとしてはあり得ない対応ですね」
梨花が住むハワイでも、ホノルル市庁舎がフランス国旗のトリコロールでライトアップされたり、地元紙の一面で事件を報道するなど、パリ襲撃事件は大きな話題となっている。それなのになぜ、梨花は自分のルーツであるフランスについて何も語ろうとしないのだろうか。東日本大震災では1000万円を寄付したこともあり、今回の事件に無関心だとは思えないのだが、芸能ライターが推測する。
「これは冗談抜きで、事件に気づいていないのかもしれません。ハワイでは4歳になったばかりの息子との2人暮らしなので、新聞やニュース番組を見ていない可能性もあります。繁華街に出れば追悼のトリコロールも多いのですが、住宅地の中ではそうでもないでしょうし、移住したばかりなので近所づきあいで国際問題を語りあう機会もなさそうです。日本とはひんぱんにやり取りしていますが、ハワイはパリの裏側ですから、事件のことが話題に出なくても不思議ではありません」
たしかに新聞やテレビといったメディアに触れず、世間話をする相手が身近にいない環境であれば、パリの事件に限らず世間のトピックに疎くなる可能性は十分にある。ただフランス系であることを公表している梨花にとって、現在の状況は決して好ましくないはず。関係者は今すぐにでも、パリの事件について梨花に問いかけてみるべきかもしれない。
(白根麻子)