いよいよ3月29日にセ・パ両リーグが同時に開幕、新元号の初代チャンピオンをかけた戦いがスタートする。選手はもちろんファンや家族も一丸となって心新たにする日でもある。
先日引退を発表したイチローは会見で弓子夫人への感謝を言葉にしたが、選手とともに闘う妻たちにとっても開幕戦は特別な日だ。
今年のFAの目玉となったのは巨人の丸佳浩の人的保障として広島に移籍した長野久義。妻の下平さやかはテレビ朝日の現役アナウンサーだ。大物選手と人気女子アナの結婚が話題になったのは、1995年に古田敦也(元ヤクルト)と中井美穂(元フジテレビ)以降だが、現在現役選手と女子アナのカップルといえば、セ・リーグでは松坂大輔(中日)と柴田倫世(元日本テレビ)や青木宣親(ヤクルト)と大竹佐知(元テレビ東京)、堂林翔太(広島)と枡田絵理奈(元TBS)。一方パ・リーグでは、内川聖一(ソフトバンク)と長野翼(元フジテレビ)、杉浦稔大(日本ハム)と紺野あさ美(元テレビ東京)、メジャーでは菊池雄星(マリナーズ)と深津瑠美(元岡山放送)、前田健太(ドジャース)と成嶋早穂(元東海テレビ)らがいる。
「下平アナ以外は、結婚を機に退職し、夫のサポートに専念しています。下平アナは結婚当初から、長野に仕事を続けてほしいという意向だったそうです。彼女自身も、長野が故障などで戦力外通告されても経済的に自分が支えられるような準備はしておきたいと局を退社するつもりはないようですね。一方、枡田のように家庭を優先しながらもテレビ出演しているケースもあります」(スポーツ紙記者)
その枡田といえば、今年になってからメディア出演が多く、「堂林が一軍に定着できないから、いよいよ自分で稼ぎに出た」「離婚も秒読み」などと噂されている。
「毎年のように“背水の陣”と言い、昨年現役を引退した新井貴浩氏に弟子入りしたりしましたが、なかなか目立った成績が残せていません。今季は外野から三塁にも再挑戦しスタメン入りを狙っています。ただ、夫婦仲は今もラブラブです」(前出・スポーツ紙記者)
3月17日に放送された「ボクらの時代」(フジテレビ)に出演したマスパンは、
「会った日から、恋してます」「好きすぎて、嫌われないかと心配」「夫が帰ってくる時ぐらいは可愛くしたいなとお化粧して待っています」「家では“堂林7”のTシャツ着ています!」と、とにかくノロケっぱなしだった。
2月から開設したインスタグラムでは、オープン戦終了後に4月から幼稚園へ通う子供のために夫婦で裁縫する様子をアップしている。
〈主人も、電動ルーターで名前を掘ったり、慣れない裁縫を一緒に頑張ってくれました。冗談で「パパもやってみる?」と聞いたら意外と「うん!」とノリノリ〉〈家庭科の授業以来の裁縫だったらしいのですが、やたら玉結びが上手で笑っちゃった〉〈写真は主人の作品です。いびつだけど、パパの愛が伝わります〉〈楽しくなってきたのか、最後はミシンまで挑戦していました! たくさんやることがあったけど、力を合わせて無事終了。なんだか新鮮で楽しい夜でした〉
随所に絵文字を入れながら、楽しそうに綴っている。開幕直前の夫婦の時間を堪能したようだ。
「下平アナは4月以降も東京に残りこれまで通り仕事を続けますが、日曜に広島へ日帰りで行ったり、関東遠征の時はこちらであったりと、おたがいのペースを壊さないよう自然体で過ごすそうです。2月に第二子を出産したばかりの紺野は、杉浦が試合へ行く時は必ず子供とハイタッチしていくそうで、『家族がもう一人増えたこれからは、よりパワーアップする』と意気込んでいます」(スポーツライター)
平成最後の開幕戦、妻たちの心に残る一戦になりそうだ。
(宮本エミ)