「着用するだけで筋肉がつく」と謳った「加圧シャツ」を巡り、芸能界に衝撃が走っている。3月22日、消費者庁が加圧シャツ販売業者9社に対する「景品表示法に基づく措置命令」を下した。標榜する効果が認められないことに対して警鐘が鳴らされた形だが、処分を受けた商品のひとつにヒロミが“開発者”として携わっていたのである。
今回の騒動について「芸能人にとって12年の“ペニオク詐欺事件”並みのスキャンダルに発展しかねませんよ」と話すのは芸能関係者だ。
菜々緒や熊田曜子らが詐欺サイトのステルスマーケティングに関わっていた事件を引き合いに出し、同関係者は「加圧シャツのプロデュースに関わったとして猛批判を受けているヒロミだけではありません」と指摘して、さらにこう続ける。
「同じく品川庄司の庄司智春も問題となった加圧シャツの広告塔として起用されていたほか、ナイツが出演する『ナイツのHIT商品会議室』(千葉テレビ)でも同じシャツを勧めているんです」
さらには「今回の加圧シャツ騒動で松本人志もとばっちりを受けているんですよ」と同関係者。
いったい、松本とどのような関係が──。
「一部の加圧シャツ業者が松本がトレーニングに励む写真を無断利用してネット広告を出していたんです。『松っちゃんが使っているなら』とだまされて“インチキ商品”を購入した消費者も多くいるはずで、松本にとってはとんだとばっちりなんです」(前出・芸能関係者)
芸能界を揺るがす加圧シャツ騒動。松本の“無罪”を強調しておきたい。
(白川健一)