芸能

夏目三久が日テレ「女子アナの清廉性」でとばっちり?

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 ホステスバイト歴を持つ、笹崎里菜さん(22)が晴れて4月1日から日本テレビに入社する運びとなった。その一方で、かつての大型新人・夏目三久アナ(30)がとんだとばっちりを受けていたというのだ。

 1月8日、前代未聞の“女子アナ内定取り消し裁判”は「入社」で和解という決着がついた。

 あらためて経緯を振り返ると、笹崎さんは13年9月にアナウンサー内定通知を受けたはずだったが、14年3月にホステスバイトの過去を報告すると、「アナウンサーに求められる清廉性が欠ける」として、昨年5月に内定を取り消された。納得のいかない彼女は日テレを提訴。そして昨年11月にその事実が公となったのである。

 この一件で、たびたび引き合いに出されたのが夏目アナだ。

 というのも、夏目アナといえば09年に交際中と思しき男性と一緒の写真が流出。その影響でハレモノを包み隠すかのように、仕事がセーブされ、肩身が狭くなったあげく、11年に退社している。

 日テレ関係者が語る。

「まさに清廉性を問う問題でしたね。そして今回の騒動と並行して、再び夏目の話題が蒸し返されてしまった。彼女は報道番組である『真相報道バンキシャ!』でキャスターを務めていますからね。上層部としても内定取り消し問題と整合性を合わせようと色めきたったんです。そのため、テコ入れを理由に4月の改編で夏目を外そうと‥‥」

 そもそも4年前に日テレを半ば追い出される形になった夏目アナは、同年4月からテレビ朝日系の「マツコ&有吉の怒り新党」にレギュラー出演するようになり、開き直ったかのような味のある進行ぶりを披露。これで再ブレイクを果たして、日テレに凱旋した形になっている。

「最初は日テレ社内で『フリーになっていきなり他局とは義理がない』と非難の声も出ていた。それでも彼女が注目を集めるようになると無視できなくなって、13年から復帰を打診したんです。ギャラは1本60万円と言われています」(番組関係者)

 その後も古巣を見返すかのような夏目アナの快進撃は続き、14年春からはTBSの朝の情報番組「あさチャン!」でもメインキャスターを務めることになった。

「1本150万円というギャラだといいます。その際も局内から『もうバンキシャは降板させるべき』という意見が出ました。過去のいきさつを考えれば、利用されているようではメンツが立たないからでしょう。ところが後任がいなかったため、夏目の続投となりましたが‥‥」(番組関係者)

 笹崎さんとの裁判を抱えた日テレがついに夏目アナの追い出しに動いたというのである。

 ところが、後任探しと並行して局内ではまったく別の交渉が進められていた。それが夏目アナにとっては追い風になったようだ。

 その舞台はドラマの制作現場だった。

 今、どの局も連ドラの主演に欲しい俳優は、13年に「半沢直樹」(TBS系)で平均視聴率28.7%を叩き出した堺雅人(41)。そして、その堺は夏目と同じ所属事務所だったのである。

「日テレは堺を獲得しようと1本400万円のギャラを提示したといいます。キムタクで1本300万円と言われますから破格のギャラです。堺サイドはこれを飲んだうえで、もうひとつ条件を加えたといいます。それが夏目の続投ですよ」(日テレ関係者)

 かくして4月からも夏目アナは「バンキシャ!」で笑顔を見せ、堺主演ドラマ「Dr.倫太郎」がスタートする。

 笹崎さんの入社も決まった今、夏目アナは今後も大手を振ってキャスターを務め上げるはずだ。

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