本人としてはその場を盛り上げるための発言だったのだろうが、若いファンが多いだけにジョークが通じなかった?
3月26日放送のバラエティ番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、番組MCの明石家さんまが、今をときめく人気アイドル・欅坂46にまつわる発言をしたところ、プチ炎上となっている。この日の番組には欅坂46の小林由依、菅井友香の2人が出演。小林は同番組には初出演だったが、別番組でさんまと共演経験があることから、番組冒頭のさんまは小林について「次期センター」と紹介。
これに小林は「いや、全然そんなんじゃないです」と謙遜。すると、さんまは「勝手に言ってるの? この番組のやつ(スタッフ)が」「次期センターって決まってるわけではないねんな?」と返していたため、「次期センター」というのはさんまの判断ではなく、台本に書かれていたことのようだ。続けて、さんまは「でも、その前(のセンター)は15歳のやつやろ?アイツ」と、欅坂の全シングルでセンターを務める平手友梨奈のことを言っているのだろうが、名前が出てこない様子だった。ただ、欅坂のデビューシングル「サイレントマジョリティー」の簡単な振り付けを披露してスタジオを沸かせるなど、欅坂に関心があることをアピールしていた。
しかし、今回のさんまの発言に一部欅坂ファンは〈勝手に次期センターとか決めるなよ〉〈いやいや、平手ちゃんは今もバリバリでセンターですけど!〉〈知ったかぶりは良くないぞ〉〈15歳のやつとか…ちょっと失礼じゃないか〉〈てちが傷つくだろ〉など、怒りの書き込みがネット上で見られるなど、気分を害してしまったファンも多いようだ。
「グループ内で平手に次ぐ知名度を誇っていた長濱ねるが卒業を発表したことを考えると、小林を次期センターと称する読みはあながち間違いでもありません。ですが、平手はデビューからセンターのポジションを務めていることもあって、『その前』という表現では平手がセンターポジションを離れて、小林がさも次のセンターであるかのように伝わってしまいますから、平手に対して失礼ではないかという指摘が集中してしまったようですね。さんまといえば、17年12月に放送された音楽番組『明石家紅白!』(NHK)で、乃木坂46の白石麻衣に対して年齢を訊ね、白石が25歳(現在は26歳)と答えると、『え、君、もう25!?ウソや!』『え、乃木坂って、25歳の人いてんの!?ものすごい若いイメージや、オレの頭の中で。…25歳…』と、白石の年齢に驚いたリアクションを見せていました。当時すでにファンの間で白石が乃木坂を卒業するのでは? という心配の声が上がっていましたから、このさんまのリアクションで『白石が卒業を意識してしまったらどうするんだ』と怒るファンもいましたね」(アイドル誌ライター)
とはいえ、さんまは自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で、「サイレントマジョリティー」のワンフレーズを口ずさみ、「確かにカッコいい、あの踊りは!」と絶賛。当時リリースされていた3枚目シングル「二人セゾン」についても、「今度の曲もええらしいな」と評価しており、欅坂好きであることは確かだ。若い層にも人気の欅坂とあって、少しのことでカッときてしまうファンも多い。ただ、芸能界の大御所がここまで欅坂に好きでいてくれていることにむしろ感謝するべき?
(本多ヒロシ)