ピエール瀧容疑者の逮捕はいまだに波紋を広げている。多額の賠償金や出演作品自粛の是非など話題は尽きないが、中でも注目されるのは「次は誰が逮捕されるのか──」。当局はすでに多くのターゲットをマークしていた。
3月12日にテクノユニット・電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧容疑者(51)がコカイン使用の容疑でマトリ(関東信越厚生局麻薬取締部)によって逮捕され、連日大きなニュースとして取り上げられた。その1週間後、マトリは瀧容疑者にコカインを譲渡したとして、通訳業の田坂真樹容疑者(48)を逮捕。この女性が電気グルーヴと親交のあるテクノDJの妻だと判明し、瀧容疑者の盟友、電気グルーヴの石野卓球(51)にも疑惑の目を向ける声まで出るほどだ。
「DJプレイ中、あまりにテンションが高く、コカインをやっているのでは、なんて噂レベルの話はあった。卓球は田坂容疑者の逮捕直後に海外へ行っています。ツイッターでは全力で否定していますが、どうしても“高飛び”しているとの憶測が飛びやすい状況ですよ」(芸能関係者)
いつまでも根絶されない芸能界の薬物汚染。瀧容疑者の逮捕によってルートが明かされ、芋づる式の逮捕はあるのだろうか。社会部記者が語る。
「5月1日には元号が変わり、来年には東京オリンピックを控える中、当局は薬物事犯の撲滅に躍起です。マトリが供給ルートの根っこを押さえて根絶させたい一方で、警視庁組織犯罪対策5課は芸能人を摘発して薬物事犯の悲惨な末路をさらすことで警鐘を鳴らそうとしている。当然ながら、それぞれがマークする人物はかぶることもあり、瀧容疑者をマトリが挙げたことで、してやられた警視庁は見せしめの芸能人を挙げようと本気になっています」
さらなる捜査網の拡大が予想され、違法薬物に手を染める芸能人たちは戦々恐々としていることだろう。そんな中、関係者たちが口をそろえて「危ない」と名前を挙げているのが、多分野でマルチに活躍する性格俳優Hである。
「未確認ながら、実は瀧の逮捕と前後して、Hの運転手がコカイン使用で逮捕されたとの情報が流れているんです。Hはすぐに運転手をクビにし、みずからに火の粉が降りかからないよう焦っていたとも聞いています」(飲食店関係者)
Hへの疑惑は広がりを見せていた。別の飲食店関係者も言う。
「イベントに大幅遅刻してきたあげくに、客に『SEXしてこい』と自腹を切って、ハプニングバーに行かせたなんて、とっぴな逸話があるんです。ファンにとってはいつものことかもしれませんが、あれだけ影響力がある人にしては軽率すぎますよね。瀧にコカインを譲り渡していたのがHだったという話も聞きましたが、妙に納得してしまった」